2023 Fiscal Year Research-status Report
間質性肺炎急性増悪の病態解明:GM-CSFによるペリサイト,マクロファージの制御
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22K08230
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
立石 知也 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 寄附講座准教授 (40645636)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | 間質性肺炎 / 急性増悪 / 好塩基球 / IL-4 |
Outline of Annual Research Achievements |
動物モデルの実験について:間質性肺炎の急性増悪時の病態を模すために,bleomycinなどの投与後14-21日の線維化形成期に,lipopolysaccharideを投与して急性炎症を引き起こすマウスモデルの実験は難航しているため,ARDSモデルにてまずは解析を行っている.IL-4,好塩基球によるARDS様の炎症抑制効果を検討しており,論文投稿準備中である. ヒト患者由来組織,細胞による実験について:間質性肺炎患者の組織においてはAng-1産生が減っていることが免疫染色において明らかになりつつありこちらも論文投稿を準備している.また肺胞マクロファージについては肺胞洗浄液から収集を進めており,検体が16例まで蓄積されたため,検体提出を行った.今後も症例が集まった段階で検体を提出していく.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
研究者本人に2022年4月に異動が生じたため(学内での異動ではあるが)研究体制の再構築に時間を要した.現在再構築を行い,再度研究を行う体制が整っている.
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Strategy for Future Research Activity |
新たに入学した大学院生等と共同して研究を行う.2024年度はヒト検体の収集と提出を中心に行う.
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Causes of Carryover |
研究者の異動により2022-2023年度の実験計画に遅延が生じ,これを2024年度以降に行うため
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