2022 Fiscal Year Research-status Report
アトピー性皮膚炎におけるMAIT細胞の役割を明らかにする
Project/Area Number |
22K08410
|
Research Institution | Dokkyo Medical University |
Principal Investigator |
井川 健 獨協医科大学, 医学部, 教授 (00372441)
|
Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2026-03-31
|
Keywords | アトピー性皮膚炎 / マウスモデル / 病態形成機序 |
Outline of Annual Research Achievements |
アトピー性皮膚炎におけるMAIT細胞の役割を明らかにするため、準備を行った一年となった。マウス(MAIT細胞を人工的に増数した)の安定的供給を確立すること、また、遺伝子タイピングにより、使用するマウスの数をそろえた。 さらに、そのマウスを用いて、接触過敏反応、あるいは化学物質を外用することによる皮膚アレルギー炎症反応モデルを作成し、反応を起こした皮膚を採取し、その後の検索を一括して行うために保存する、といったことを繰り返した。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本来なら1年目より解析に入ってもよい、と考えていたが、マウスの数をそろえるために少し時間を要したため、実際は少々遅れている。
|
Strategy for Future Research Activity |
継続してサンプル採取を行いつつ、皮膚組織を用いた検討を開始する。具体的には組織検討、たんぱく発現をELISAも利用、遺伝子発現の確認など。
|
Causes of Carryover |
大きく金額を算定するようなELISAキットや抗体を購入して検討を始めるのが少々遅れたため次年度使用が生じた。次年度にそれらによる費用算定が推測される。
|