2023 Fiscal Year Research-status Report
アトピー性皮膚炎におけるMAIT細胞の役割を明らかにする
Project/Area Number |
22K08410
|
Research Institution | Dokkyo Medical University |
Principal Investigator |
井川 健 獨協医科大学, 医学部, 教授 (00372441)
|
Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2026-03-31
|
Keywords | アトピー性皮膚炎 / マウスモデル / 病態形成機序 / MAIT細胞 |
Outline of Annual Research Achievements |
前年に引き続き、MAIT細胞を人為的に増やしたマウスにおいて、MC903を塗布することによるアトピー性皮膚炎の炎症モデルを解析した。MAIT細胞が増えることによる炎症反応の程度をコントロールマウスと比較して検討するとともに、各種サイトカインの動きを検討した。これまでの結果の確認(炎症反応の増強)ならびに、あるサイトカイン産生の増加、減少を見出した。これは遺伝子発現レベル(RT-PCR)、タンパクレベル(ELISA)で確認した。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
再現性をもつ炎症反応を検討し、サイトカインなどの動きについても再現性をもつデータが得られている。
|
Strategy for Future Research Activity |
サイトカインの動きについて確認することならびに、抗体などを用いた反応抑制実験を施行し、確実性を求める。
|
Causes of Carryover |
たまたま全く別の研究で利用していた試薬が、本研究にも転用可能であったため、金額の節約が可能であり、次年度使用が生じた。 令和6年度は、さらなる研究の進行により、新規のサイトカインそのものや抗体などを多く購入する必要があると考えており、そちらに余剰となった金額を使用する予定である。
|