2022 Fiscal Year Research-status Report
リウマチ性疾患における自覚症状に神経可塑性が及ぼす影響の検討
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22K08551
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Research Institution | Jikei University School of Medicine |
Principal Investigator |
野田 健太郎 東京慈恵会医科大学, 医学部, 講師 (30547914)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 関節痛 / 筋痛 / 中枢性感作 / 感覚神経 / substanceP |
Outline of Annual Research Achievements |
1、自己免疫性疾患における中枢性感作の研究: 関節リウマチ患者における中枢性感作の機序の検討、シェーグレン症候群患者における中枢性感作の特徴の検討を行った。中枢性感作の評価法としてcentral sensitization inventoryに加え、Quantipainを導入した。本年度は中枢性感作の評価法の検討を行い、実際患者のenrollmentを開始した。 2、自己免疫性筋膜炎における筋痛の研究: 筋肉、筋膜におけるsubstance P陽性線維の分布と炎症部位の分布の比較、疼痛との関連を全身性エリテマトーデス、多発筋炎患者、または混合性結合組織病患者にて行った。結果の一部を学会発表、または症例報告を行った。 3、全身性エリテマトーデスにおけるIFNと自覚症状との関連: Covidワクチン後にSLEを発症した症例よりIFNとSLEの症状との関連を検討した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
中枢性感作の新規評価系を導入したためその時間を要したこと、また、患者のenrollmentが十分進んでいないこと。
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Strategy for Future Research Activity |
多施設共同研究を行い患者のenrollmentを増やしていく予定である。
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Causes of Carryover |
中枢性感作評価のためのツール(Quantipain購入のため)
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Research Products
(5 results)