2022 Fiscal Year Research-status Report
Novel therapeutic development of ANCA-associated vasculitis based on sphingosine-1-phosphate signaling.
Project/Area Number |
22K08568
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Research Institution | Kyoto Prefectural University of Medicine |
Principal Investigator |
妹尾 高宏 京都府立医科大学, 医学部附属病院, 専攻医 (10625833)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 好中球 / 脂質メディエーター / 血管炎 / S1P |
Outline of Annual Research Achievements |
血管炎症候群における好中球、血管内皮、血小板の相互さようにおけるスフィンゴシン-1-リン酸の役割を明確にすることが当面の目的である。特に好中球が果たす役割は大きいと予測される。そのため好中球のNETosis, ROS産生測定, 表面マーカーの計測, 貪食などの機能評価に関わる実験系を確立した。血管炎に関与するサイトカインで刺激した好中球の機能解析を開始している。ヒト血管炎におけるS1Pの発現と脂質プロファイルを調査した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
コロナ禍の影響もありヒトサンプルの入手が限られヒトでの解析に時間を要した。遺伝子改変マウスの入手も時間を要していた。現在はヒトサンプルも継続して回収している。遺伝子改変マウスの入手にも目処がつきマウス実験の準備を進めている。
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Strategy for Future Research Activity |
既存の血管炎マウスモデルを当施設でも確立し、遺伝子改変マウスを用いてS1Pシグナリングの関与を明らかにする。ex-vivoで疾患状況下での好中球や血管内皮におけるS1Pシグナリングの影響を調査する。
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Causes of Carryover |
コロナ禍の影響もありヒトサンプルの入手が限られヒトでの解析に時間を要した。マウスの購入費用など多額の出費が予測されるため次年度使用額に計上した。
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