2023 Fiscal Year Research-status Report
赤血球のセマフォリン7Aを標的とした耐性のない抗マラリア治療法を探る
Project/Area Number |
22K08588
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Research Institution | Tokyo Women's Medical University |
Principal Investigator |
越野 一朗 東京女子医科大学, 医学部, 講師 (80328377)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中村 史雄 東京女子医科大学, 医学部, 教授 (10262023)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | マラリア原虫 / 赤血球 / セマフォリン |
Outline of Annual Research Achievements |
我々の予備実験の結果から、マラリア原虫の赤血球侵入ならびに病態発現への関与が強く示唆されている、赤血球膜タンパク質セマフォリン7Aをターゲットとして、新規のマラリア防御対策へのアプローチを探っている。 前年度に引き続き、セマフォリン7Aノックアウトマウスを用いて、マウスマラリア原虫(P. berghei, NK65株)実験感染における感染経過を、野生型マウスと比較検討している。 新型コロナウイルス感染症対策のために進行が遅れ延長していた科学研究費補助金 基盤研究(C)(研究代表者:越野18K08450)が最終年度だったため、エフォートのかなりの部分をそちらに割く必要があり、計画通りに研究を進めることができなかった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
「研究実績の概要」で記述の通り、新型コロナウイルス感染対策のために進行が遅れていた科学研究費補助金 基盤研究(C)が最終年度だったため、そちらの遂行にエフォートの大部分を割く必要があったため。
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Strategy for Future Research Activity |
当初の計画ではマウスでのin vivo実験の結果を確認したのちに、ヒト赤血球を用いたin vitoro実験を行う予定であったが、遅れを取り戻すために両者を並行して実施し、計画期間内に成果が得られるよう努める。
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Causes of Carryover |
新型コロナウイルス感染症対策のために進行が遅れ、延長していた科学研究費補助金 基盤研究(C)(18K08450、研究代表者:越野)の最終年度であったため、そちらの実施にかなりのエフォートを割かれ、本研究課題の実験をほとんど進めることができなかった。
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