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2022 Fiscal Year Research-status Report

血管内皮細胞による褐色/ベージュ脂肪細胞の制御機構の解明

Research Project

Project/Area Number 22K08661
Research InstitutionShimane University

Principal Investigator

神田 武志  島根大学, 学術研究院医学・看護学系, 教授 (80317114)

Project Period (FY) 2022-04-01 – 2025-03-31
Keywords褐色脂肪組織
Outline of Annual Research Achievements

エネルギー消費を担う褐色・ベージュ脂肪細胞は肥満治療のターゲットとして期待されている。本研究では寒冷刺激、β3アドレナリン受容体刺激により褐色化した白色脂肪組織は褐色脂肪組織と同様に中性脂肪由来の遊離脂肪酸を積極的に取り込み、脂質代謝の改善、異所性脂肪蓄積の抑制、抗肥満作用をもたらすこと、更にこの作用に交感神経を介した内皮細胞の活性化が関与することを遺伝子改変動物等を用いて検証する
BAT-EC, eWAT-ECの遺伝子を網羅的に検討するためaffymetrics社のアレイclariomSを使用し遺伝子発現解析をおこなった。BAT-ECではeWAT-ECと比較してFFA取り込みに関連する遺伝子に加えて興味深いことに褐色脂肪細胞/ベージュ細胞に特徴的な遺伝子であるUCP-1, CIDEA, PPARGC1A, COX7A1, COX8B, PRDM16はBAT由来の内皮細胞においても上昇していた。BATは多数の交感神経線維とその終末により網目様に密に取り囲まれ交感神経支配に富むのに対し、eWATでは交感神経終末とのシナプスはほとんど存在しない。交感神経活性が褐色・白色脂肪細胞の遺伝子発現の差に寄与するが、eWAT・BATの血管内皮細胞の表現型の差異にも交感神経活性が関与するのではないかと考えられた

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

当該年度はコロナ感染や所属施設の移動により、マウスのクリーンアップ等に時間を費やし、計画した実験が行えなかった。

Strategy for Future Research Activity

遅れている研究計画をすすめる

Causes of Carryover

コロナ感染と所属機関の変更により、マウスのクリーンアップ等に時間を要し、実験が遂行できなかったため

URL: 

Published: 2023-12-25  

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