2022 Fiscal Year Research-status Report
大腸癌治療:新アプローチ:PROK1分子と分子レセプター結合による未知の機能解析
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22K08767
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Research Institution | University of Fukui |
Principal Investigator |
五井 孝憲 福井大学, 学術研究院医学系部門, 教授 (60225638)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山口 明夫 福井医療大学, 保健医療学部, 学長 (10174608)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 大腸癌 / PROK1 レセプター |
Outline of Annual Research Achievements |
初年度の実験予定であるヒト大腸癌細胞株について、抗PK-R1(Prokineticin-receptor1)抗体ならびに抗PK-R2(Prokineticin-receptor2)抗体を用いた免疫組織化学染色法にて細胞における発現の局在、強度などを検討をおこない、その発現状況により高PK-R1発現型・高PK-R2発現型大腸癌細胞株の作製とPK-R1・PK-R2ノックアウト大腸癌細胞株の作製する細胞種の選定を終了した。 また導入予定のPK-R1ならびにPK-R2発現ベクターは準備が整っており、前実験の検討において細胞内での発現も確認され、本実験に入っている。 さらに高PK-R1またはPK-R2発現型大腸癌細胞株にsh(small hairpin)RNAを挿入して、ノックアウト大腸癌細胞の樹立の準備も進んでおり、次の段階に向かっている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
初年度予定の研究計画は順調に進んでおり、次年度予定の研究に進んでいる。現在のところ、予期していないことは起こっておらず、計画を変えないといけない状況にはない。
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Strategy for Future Research Activity |
現在のところ研究に問題は生じておらず、順調に進んでいる。 今後は、PROK1因子と結合する2種類のレセプターサブタイプが如何に協同してシグナル伝達のトリガー役を担うのか、またそのシグナルが大腸癌細胞の増殖や浸潤に如何に関係を及ぼすのか、関与分子群を網羅的に検索すると共に高PK-R1発現型・高PK-R2発現型大腸癌細胞株・PK-R1遺伝子ノックアウト型・PK-R2遺伝子ノックアウト型大腸癌細胞株を作製して、In vitro/In vivo 系において腫瘍増殖、遊走、浸潤さらに転移について検討をおこなう。
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Causes of Carryover |
研究が計画通りに進まなかった場合の予備として、試薬などの消耗品費を計上していたが、研究が順調に進行しているので次年度使用額が生じた。 次年度も免疫組織染色や蛋白質抽出に試薬やキットが必要になるので、それらに充てたいと考えている。
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