2023 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
22K08783
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Research Institution | Juntendo University |
Principal Investigator |
折田 創 順天堂大学, 医学部, 先任准教授 (50465069)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
李 賢哲 順天堂大学, 医学部, 准教授 (30758321)
小林 敏之 順天堂大学, 大学院医学研究科, 客員准教授 (40260070)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 極長鎖脂肪酸 / 消化器癌 / 脂肪酸合成酵素 |
Outline of Annual Research Achievements |
手術施行した胃癌、大腸癌検体における、脂肪酸合成関連遺伝子のRT-PCRを施行。凍結標本にも関わらず、ELOVLE(脂肪酸合成酵素)の発現に差を認めており、発現のない検体も認めた。現在更なるRT-PCRを施行しているところであり、ADS2に加え、SCD1とFADS1、FADS2との関連も検討している。さらに、検体の集まったところで、脂質解析を行う予定であり、この検討をもとに、脂質Mappingの実施も準備しているところである。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
凍結標本にもかかわらず、RT-PCRが安定しなかったため、こちらを何度も検証したため、時間がかかった。大腸癌に比べ、胃癌については、なかなか大きい検体の摘出も難しい点で、検体集めにも難渋した。
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Strategy for Future Research Activity |
RT-PCRが安定してきたので、こちらをどんどん進める予定である。データが集まった段階で、脂質解析を行いこちらと照合する予定である。また、現在共同研究者の李准教授が脂質Mappingの器機調整をしており、実際癌組織において、極長鎖脂肪酸の分布について検討を行う準備を行っている。
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Causes of Carryover |
凍結標本にもかかわらず、RT-PCRが安定しなかったため、こちらを何度も検証したため、時間がかかった。大腸癌に比べ、胃癌については、なかなか大きい検体の摘出も難しい点で、検体集めにも難渋した。この為、次年度使用額が生じている。今年度は、RT-PCRに集中し、このプライマーの購入や、施行する費用に使用する予定である。
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Research Products
(8 results)