2023 Fiscal Year Research-status Report
AIとradiomicsによる直腸癌術前治療の効果予測プログラム開発
Project/Area Number |
22K08842
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Research Institution | Mie University |
Principal Investigator |
川村 幹雄 三重大学, 医学部附属病院, 講師 (00722589)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
問山 裕二 三重大学, 医学系研究科, 教授 (00422824)
大北 喜基 三重大学, 医学部附属病院, 講師 (20378342)
橋本 清 三重大学, 医学部附属病院, 医員 (20939988) [Withdrawn]
奥川 喜永 三重大学, 医学部附属病院, 教授 (30555545)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 直腸癌 |
Outline of Annual Research Achievements |
令和5年は令和4年度で取得してきたCT、MRI画像の集積をすすめさらに症例数を増加させた。現在TNT症例は100例におよび、実際の当科のTNT症例の病理画像、CT、MRIの患者個々のデータベース化が徐々に進んでいる。 これらの画像を適宜解析し、国内主要学会において成果を発表している。臨床データの解析ではcT2症例はTNTの奏功度が特に高く完全奏功に至る症例が有意に多い事を示した。また当科での画像評価により適切に臓器温存症例が選別されていることを示している。 画像評価の過程で得られた重複下大静脈を合併したTNT症例は論文化し症例報告として報告した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
TNT症例は現在総計100例を超え、画像の取得・データのupdateに要する労力が想定以上に必要となっている。電子カルテ上の画像転送システムを経由するため、相応の時間を要している。また病理学的画像の収集にはFFPEからのスライド・HE標本作成が必要となるが、FFPEの集積、薄切、HE染色に時間を要している。
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Strategy for Future Research Activity |
令和5年は令和4年度で取得してきたCT、MRI画像の集積をすすめさらに症例数を増加させた。現在TNT症例は100例におよび、実際の当科のTNT症例の病理画像、CT、MRIの患者個々のデータベース化が徐々に進んでいる。 これらの画像を適宜解析し、国内主要学会において成果を発表している。臨床データの解析ではcT2症例はTNTの奏功度が特に高く完全奏功に至る症例が有意に多い事を示した。また当科での画像評価により適切に臓器温存症例が選別されていることを示している。 画像評価の過程で得られた重複下大静脈を合併したTNT症例は論文化し症例報告として報告した。
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Causes of Carryover |
当該年度は既存のコンピュータ、ソフトウエアでの情報集積・解析を進めたためである。次年度は研究分担者含め機械学習の講習会を受講が必要でありそちらに充当を予定している。
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