2024 Fiscal Year Annual Research Report
肝癌における癌幹細胞性獲得と免疫監視逃避における細胞外シグナルの解析
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22K08850
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| Research Institution | Yamaguchi University |
Principal Investigator |
恒富 亮一 山口大学, 医学部附属病院, 講師 (10420514)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
永野 浩昭 山口大学, 大学院医学系研究科, 教授 (10294050)
松隈 聰 山口大学, 医学部附属病院, 助教 (10634743) [Withdrawn]
前田 訓子 山口大学, 医学部附属病院, 助教 (10738876)
西山 光郎 山口大学, 医学部附属病院, 助教 (50714614)
新藤 芳太郎 山口大学, 医学部附属病院, 助教 (70749811)
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| Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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| Keywords | がん |
| Outline of Annual Research Achievements |
肝細胞癌 (HCC) は術後の再発率が高いために予後不良であり、新たな治療法の開発が求められている。本研究は、予後不良なHCCを対象として、転移の原因となる癌幹細胞 (CSC) を解析し、肝内転移による術後再発の抑制に結びつける。 これまでの解析から、肝癌CSLCを肝癌細胞株SKHEP1およびHLEより誘導し、それぞれNK細胞からの免疫逃避能を有することを明らかとした。両CSLCに共通してエクソソーム分泌の亢進が寄与していると示唆された。また、SKHEP1からのCSLCにおいてはRAB3Bがエクソソーム放出に重要であることを明らかとし、興味深いことに胃癌や食道癌細胞から誘導した抗癌剤耐性能亢進を示すCSLCにおいてもRAB3BやRAB4Bの発現亢進を認めた。一方で、RAB4Bはノックダウンすることでエクソソーム量が増えることが報告されている。前述の胃癌や食道癌細胞においてRAB4Bノックダウンによりエクソソーム量の増加を認めたが、抗癌剤耐性は減弱していた。 肝癌細胞株からのCSLCエクソソーム内miRNA発現と逆相関するCSLC細胞内mRNA発現についてGene Ontology解析を行った結果、Response to woundingやRegulation of locomotion, cell migration, cell motilityが有意にエンリッチしていた。また、胆道がんゲムシタビン耐性株からのエクソソームは他の細胞株の抗がん剤耐性を引き起こすことが観察され、そのエクソソーム内の特定のmicroRNAがエクソソーム分泌を促進し抗がん剤耐性をもたらすことを見出した。肝癌細胞株から誘導したCSLCからのエクソソーム内にも胆道がんゲムシタビン耐性株エクソソームと同じファミリーに属するmicroRNAが豊富であることを認めた。
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