2023 Fiscal Year Research-status Report
異化関連サイトカイン/受容体を標的とした食道癌の集学的周術期介入
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22K08871
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
山下 公太郎 大阪大学, 大学院医学系研究科, 助教 (20747159)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
黒川 幸典 大阪大学, 大学院医学系研究科, 准教授 (10470197)
田中 晃司 大阪大学, 大学院医学系研究科, 助教 (70621019)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 食道癌 / サイトカイン / 異化関連タンパク |
Outline of Annual Research Achievements |
今回、当科に豊富に存在する腫瘍、血液、骨格筋等の臨床検体を用いて周術期の腫瘍細胞が生成する血液(サイトカイン)/骨格筋(受容体)環境を明らかにし、骨格筋萎縮のメカニズムを解明する。これまで開発してきた栄養介入、グレリン等の薬物介入に加えて腫瘍関連因子を標的とした治療介入を実施する集学的アプローチにより予後改善を目指す新規治療を開発したいと考えており、今回その基礎的臨床的研究を行う予定である。 以下のように研究を計画する。 1. 血清および骨格筋のサイトカイン/受容体定量 2. 癌細胞株を用いた仮説の検証 3. 食道扁平上皮癌悪液質モデルマウスを用いた仮説の検証
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
1. 血清および骨格筋のサイトカイン/受容体の定量(①食道扁平上皮癌切除症例を対象に、ELISA,western blotting(WB),免疫染色を用いて血液のIL-6,TNF-α,HMGB1,S100Bタンパク等のサイトカイン、骨格筋の各サイトカイン受容体発現を評価する。②骨格筋の免疫染色(myogenin等の筋萎縮マーカー)やCTによる骨格筋volumemetory、BIA法での体組成測定にて評価する骨格筋萎縮と相関するサイトカイン/受容体を選定し、臨床病理学的因子、予後との関連を検討する。)、2. 癌細胞株を用いた仮説の検証、3. 食道扁平上皮癌悪液質モデルマウスを用いた仮説の検証の3つを実験計画として設定し研究を開始している。現在TNF-αファミリーに属する炎症性サイトカインTWEAKをターゲットに絞り、サイトカイン評価やがん細胞株を用いた検証、マウスモデルでの検証を進めているところである。
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Strategy for Future Research Activity |
今後も、血清および骨格筋のサイトカイン/受容体の定量(①食道扁平上皮癌切除症例を対象に、ELISA,western blotting(WB),免疫染色を用いて血液のIL-6,TNF-α,HMGB1,S100Bタンパク等のサイトカイン、骨格筋の各サイトカイン受容体発現を評価する。②骨格筋の免疫染色(myogenin等の筋萎縮マーカー)やCTによる骨格筋volumemetory、BIA法での体組成測定にて評価する骨格筋萎縮と相関するサイトカイン/受容体を選定し、臨床病理学的因子、予後との関連を検討する。)、および癌細胞株を用いた仮説の検証、食道扁平上皮癌悪液質モデルマウスを用いた仮説の検証について継続して実施していく予定である。
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Causes of Carryover |
次年度使用額がないため記入しない。
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