2022 Fiscal Year Research-status Report
Use of Hemoglobin Vesicles during Cardiopulmonary Bypass Priming Prevents Organ Dysfunction
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22K08923
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Research Institution | Nara Medical University |
Principal Investigator |
武村 潤一 奈良県立医科大学, 医学部, 助教 (50769198)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
澤端 章好 奈良県立医科大学, 医学部, 病院教授 (50403184)
酒井 宏水 奈良県立医科大学, 医学部, 教授 (70318830)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | ラット人工心肺モデル / 化学的心停止 / 人工赤血球 / 人工心肺関連臓器障害 |
Outline of Annual Research Achievements |
2021年にラット人工心肺モデルを応用した、ラット人工心肺、心停止モデルを作成した。これまで、本邦では人工心肺モデルを用いた実験は報告されてきたが、実際の心臓手術のように化学的心停止を行った実験の報告はまだ無く、より実際の手術に近い状態での人工心肺関連の臓器障害を調べることが可能となった。 2022年からはアルブミナー充填群、人工赤血球充填群、ラット濃厚赤血球液充填群を5体ずつ作成した。肝腎肺の臓器でのサイトカイン濃度をPCRで、血中のサイトカイン濃度をELISA法を用いて測定し、人工心肺関連臓器障害の程度を評価する。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
週1回の研究であるため。またPCRおよびELISA測定の習熟に時間を要しているため。
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Strategy for Future Research Activity |
現在当初予定していた実験計画を終了した。 実験結果のばらつきが大きいためアルブミナー群及び人工赤血球群の追加実験を行う。
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Causes of Carryover |
モデル作成の成功率が低く。40%程度だったため、ラット及びラット用人工肺、バルーンカテ―テル購入数が増え、必要金額が予想より高くなった。
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