2022 Fiscal Year Research-status Report
心内膜の線維化に着眼した心線維化メカニズムの解明とその治療法の開発
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22K08931
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
嶋田 正吾 東京大学, 医学部附属病院, 講師 (70812452)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小野 稔 東京大学, 医学部附属病院, 教授 (40270871)
小前 兵衛 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (50788883)
平田 康隆 東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (70562601)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 心内膜線維弾性症 / ラット異所性心移植 / 異種心移植 |
Outline of Annual Research Achievements |
心内膜線維弾性症動物モデル作成のための準備として、以下の順で動物実験の手術手技を確立し、かつその評価をエコーおよび摘出後の組織学的検査によっておこなった。①ラット異所性心移植モデル(成獣ドナー+成獣レシピエント)、②ラット異所性心移植大動脈弁閉鎖不全モデル(成獣ドナーに大動脈弁閉鎖不全を導入+成獣レシ ピエント)、③ラット・ウサギ異種異所性心移植モデル(幼弱ウサギドナー+成獣ラットレシピエント)、④ラット・ウサギ異種異所性心移植モデル(幼弱ウサギド ナー+成獣免疫不全ラットレシピエント) ①②については、手技の確立に至ったが、③④については、幼弱ウサギドナー心が非常に脆弱であり、移植後出血が多いという問題の克服に時間を要した。④については、免疫不全ラットが麻酔や手術侵襲に耐えられないという問題があり、手術手技や術後管理の工夫を要した。幼弱ウサギドナーに大動脈弁閉鎖不全を導入し、免疫不全ラットレシピエントに移植する動物モデル確立が目標であるが、ドナー心の脆弱性のため、大動脈弁閉鎖不全の導入は困難と考えている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
COVID-19流行により、学内動物実験施設の使用停止期間があり、その間動物実験をおこなうことができなかったため。
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Strategy for Future Research Activity |
これまでの動物実験で作成したモデルには新規性があり、論文投稿の準備を進めている。
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Causes of Carryover |
延長した同一課題から支出したため次年度使用額が生じた。今後、論文投稿や学会参加、追加実験等に使用予定である。
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Research Products
(1 results)