2023 Fiscal Year Research-status Report
心臓胸部大血管手術における術後回復過程と血中シンデカン-1の関連性の検討
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22K08953
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Research Institution | Gifu University |
Principal Investigator |
加藤 貴吉 岐阜大学, 医学部附属病院, 助教 (00899073)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岡田 英志 岐阜大学, 大学院医学系研究科, 准教授 (30402176)
鈴木 景子 岐阜大学, 大学院医学系研究科, 特任助教 (90775149)
石原 拓磨 岐阜大学, 医学部附属病院, 助教 (00783193)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 症例蓄積ペースがきわめて良好 / サンプル採取が順調 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、心臓胸部大血管手術により生じる血管内皮グリコカリックス障害を明らかにし、周術期グリコカリックス障害程度およびその回復過程と臨床における患者回復経過との関連性を検討する事である。グリコカリックスの障害および回復過程の評価はその構成タンパクである血中シンデカン-1濃度にて行うが、当院でのシンデカン-1測定はこれまでの当院からの複数報告しており、その確立された手技に則り測定を開始している。 待機的心臓胸部大血管手術例に関しては、現在順調に症例を蓄積している。研究計画年よりも以前の年間開心術症例に比較して症例数自体が増加しており、現時点で200例以上のエントリーがなされているため予定よりも良好なペースであるといえる。手術症例のほとんどが研究に関する患者承諾が得られている。当院での心臓大血管手術の内容は冠動脈、弁疾患、大動脈疾患とバランスよく多岐にわたっており、さらに当院における心臓手術においては人工心肺を使用しないものも多くあるため、人工心肺の使用有無や術式の差異がグリコカリックス障害程度またその回復に及ぼす影響も併せて評価できると考えている。それぞれのサンプル採取およびデータ採取、保存においても専用のPCを使用して順調に進んでいる。実際の解析に関しては2024年度に入り次第症例エントリーを打ち切り統計部門により順次統計を開始する予定である。これまでも論文精査・関連情報収集も進んでおり、統計結果を確認次第、論文化を行っていく。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
症例蓄積ペースが想定より良好であり、サンプル採取も順調に進んでいるため。
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Strategy for Future Research Activity |
症例数の蓄積は順調であり、2023年度をもって症例エントリーを終了とする予定。その後速やかに統計解析、論文化を開始する予定。
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Causes of Carryover |
症例蓄積ペースが予想よりはやく、測定に遅滞が生じたため、追加資材購入が遅れた。そのため次年度にそれらの購入を追加する予定。 情報収集目的の学会参加も行動制限の緩和にともない来年度は積極的に行う予定。
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