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2023 Fiscal Year Research-status Report

An optimized detection system for lung malignancies using 5-aminolevulinic acid.

Research Project

Project/Area Number 22K09011
Research InstitutionTeikyo University

Principal Investigator

山内 良兼  帝京大学, 医学部, 講師 (30445390)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 坂尾 幸則  帝京大学, 医学部, 教授 (00274605)
齋藤 雄一  帝京大学, 医学部, 准教授 (70384071)
出嶋 仁  帝京大学, 医学部, 助教 (00891201)
Project Period (FY) 2022-04-01 – 2025-03-31
Keywords5-アミノレブリン酸 / 肺癌 / スクリーニング
Outline of Annual Research Achievements

健康食品として注目されつつある5-アミノレブリン酸(5-ALA)は、体内で特定の経路を辿り、最終的に尿中に代謝産物として排出されるという性質を持っています。この性質を利用することで、非侵襲的な検査方法による健康状態の把握が可能になると期待されています。5-ALAは、生体内で重要な役割を果たすある種の化合物の前駆体です。生体は、この5-ALAを細胞内に取り込み、一連の代謝過程を経て、最終産物へと変換します。通常は、この最終産物に鉄イオンが結合してさらに別の化合物に変わりますが、特定の状態下では、鉄イオンが不足するため、最終産物がそのまま体内に蓄積することになります。この蓄積した最終産物は、次第に分解されて尿中に排出されていきます。そこで、5-ALAを服用した後の尿中代謝物の量を測定することで、体内の特定の状態を推定できる可能性があります。実際に、ある疾患を有する患者さんを対象に、5-ALAを服用後の尿検査を行ったところ、健常者とは明らかに異なる結果が得られました。このことから、この手法が疾患の検出や経過観察に役立つ可能性が示唆されています。従来の画像検査や血液検査に比べ、この方法は非侵襲的で安全、かつ低コストであることから、今後の活用が期待されており、医療費の適正化にもつながる有望な手法だと考えられています。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

動物モデルを利用した5-ALA投与方法の再検討を予定していたが、所属施設内の実験動物取り扱いのルール変更によりマンパワーを予定よりもかなり必要とする状況になってしまい、実験が進んでいない

Strategy for Future Research Activity

動物モデルでの実験を速やかに実施し、さらなる改善につながる条件設定について検討する。そのうえで再設定された5-ALA投与方法を用いて検証することを目 的とした介入を伴う単アームでの研究を施行する。

Causes of Carryover

動物実験が予定通り実施できなかったため、予定よりも使用額が少なくなる結果になった。

URL: 

Published: 2024-12-25  

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