2022 Fiscal Year Research-status Report
キセノン・水素・アルゴンガスの脳保護効果と組み合わせによる脳保護効果の増強
Project/Area Number |
22K09042
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Research Institution | University of Yamanashi |
Principal Investigator |
石山 忠彦 山梨大学, 大学院総合研究部, 准教授 (90293448)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | キセノン / アルゴン / 脳虚血 / 脳保護効果 |
Outline of Annual Research Achievements |
昨年度に、マウスに各種ガスを投与する観察ボックス、各種ガスの吸入装置、ガスの排気工事、各種ガスの濃度計を購入して、各種ガスの吸入による脳保護効果を検討する準備を整えた。 当初は、キセノンを最初に検討する予定であったが、ウクライナでの戦争のため、ロシアからキセノンが輸入できない状況となってしまった。そのため、アルゴンガスの脳保護効果を現在行っている。アルゴンガスには、軽度の脳保護効果があるという研究結果が出始めている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
キセノンはロシアで生成されている、現在ウクライナでの戦争が継続中のため、キセノンを購入できるめどが立たない。現在アルゴンガスの脳保護効果を検討しているが、キセノンの脳保護効果を検討することができないため。
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Strategy for Future Research Activity |
各種ガスの吸入による脳保護効果を検討する準備は整え、アルゴンガスの効果を検討している。更に数を増やして、確かに脳保護効果があるのかを確定していく予定である。また、キセノンが手に入り次第、キセノンの脳保護効果を検討する予定である。
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Causes of Carryover |
キセノンが高額のため、キセノンの購入費を見込んでいたが、ウクライナでの戦争のため、キセノンを購入できなかた。また、旅費も計上していたが、ほとんどの学会がオンラインでの開催で、旅費が必要でなかった。そのため次年度の使用額が生じた。今後、設備を更に充実させ、キセノンが購入出来次第購入して研究を継続する。更に今後は、学会が対面での開催となるため、旅費も必要と考えられる。
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