2022 Fiscal Year Research-status Report
アストロサイトの活性化に着目した三叉神経障害性疼痛の発生機序の解明
Project/Area Number |
22K09056
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Research Institution | Aichi Gakuin University |
Principal Investigator |
佐藤 曾士 (朴曾士) 愛知学院大学, 歯学部, 准教授 (50587566)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
志田 恭子 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 臨床研究医 (00381880)
大澤 匡弘 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(薬学), 准教授 (80369173)
祖父江 和哉 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 教授 (90264738)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | アストロサイト / 神経障害性疼痛 / AAV |
Outline of Annual Research Achievements |
1) 三叉神経脊髄路核アストロサイトの選択的活性化モデル動物の確立 マウスの三叉神経領域へAAVを微量注入し、三叉神経脊髄路核アストロサイトへ興奮性のデザイナー受容体(DREADD)であるhM3Dqを発現させ、選択的リガンドのクロザピンN-オキシド(CNO)を投与した。これにより、三叉神経領域のアストロサイトを選択的に活性化させた。von Frey テストを行い、強度の異なるフィラメントで口髭部を刺激した際の触刺激に対する痛み閾値の低下を確認した。
2) 口腔顔面領域神経障害性疼痛モデル動物における疼痛閾値低下の発生機序の検討 神経障害性疼痛モデルには、マウスの眼窩下神経の半分から1/3を結紮するPartial Sciatic Nerve Ligation(PSNL)モデルを用いた。von Frey テストで疼痛閾値の低下を確認した後、三叉神経脊髄路核のアストロサイトの活性化を抗GFAP 抗体で免疫組織化学染色を行い、三叉神経脊髄路核のアストロサイトの活性化を確認した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
2023年度以降に行う予定であった口腔顔面領域神経障害性疼痛モデル動物における疼痛閾値低下の発生機序の検討も終了しており、研究自体は概ね順調に進展していると考えられる。
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Strategy for Future Research Activity |
今年度アストロサイトの選択的活性化による疼痛閾値低下の発症機序の検討することで研究を推進していく。
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Causes of Carryover |
モデル動物量産前の確立に時間がかかり、予定通り動物に対する支出が出来なかった為、次年度使用額が生じた。 2023年度は動物モデルの量産に加え、それに伴う試薬の使用予定があるため、前年度の繰越金と今年度の請求額を使用予定である。
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