2023 Fiscal Year Research-status Report
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22K09107
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Research Institution | Kawasaki Medical School |
Principal Investigator |
戸田 雄一郎 川崎医科大学, 医学部, 教授 (00379786)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 急性腎障害 / 溶血 / 心臓手術 / 人工心肺 / 麻酔 / 集中治療 / ヘプシジン |
Outline of Annual Research Achievements |
対象;人工心肺を用いた心臓手術症例。 対象期間;令和6年1月1日から令和7年3月31日までの予定の心臓手術患者(人工心肺を使用するもの) 除外基準;人工心肺を使用しない手術,透析患者。患者背景(年齢,身長,体重,性別,疾患,手術方法,術前腎機能),および手術関連項目(人工心肺時間,大動脈遮断時間,など上記に標記したもの)を記録する。術中術後のクレアチニン,尿量から右の表を用いてKDIGO腎傷害分類を行う。手術前、術後ICU、術翌日に採血において、遊離Hb、ハプトグロビン、NGAL、ヘプシジン、を測定する。GAL Hepcidineは血中と尿中のデータを採取する。 現在約40名の患者が研究に登録されている。データの解析は未であるが、NGAL等のデータは高値をしめしている症例があり一定の確率でAKIが発症していると考えられる。引き続き症例の登録を行い、60-80例くらいで解析を行う予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
昨年度倫理審査に時間がかかったため、症例登録の開始が遅くなった。その後は順調に症例登録している。
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Strategy for Future Research Activity |
60-80例登録して結果を収集した段階でデータ解析を行い、ヘプシジン、溶血所見、AKIの発症との関連などを確認する。
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Causes of Carryover |
予定より倫理審査に時間がかかったため、NGAL、Hepcidineの測定キットの購入を遅らせたために次年度使用額が生じた。これらキットは購入してから使用期限が長くないため、症例の登録が開始されてから購入したためである。 尿中、血中NGAL、シスタチン測定依頼。ヘプシジン測定キット購入、解析に使用予定。学会発表旅費に使用予定
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