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2022 Fiscal Year Research-status Report

ブタ臓器を用いたACS領域の腹腔鏡手術手技研修システムの開発

Research Project

Project/Area Number 22K09128
Research InstitutionTokyo Medical University

Principal Investigator

谷野 雄亮  東京医科大学, 医学部, 助教 (20752033)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 石井 友理  東京医科大学, 医学部, 助教 (20649660)
本間 宙  東京医科大学, 医学部, 主任教授 (60307353)
鈴木 彰二  東京医科大学, 医学部, 臨床講師 (00424599)
Project Period (FY) 2022-04-01 – 2025-03-31
KeywordsAcute Care Surgery(ACS) / 腹腔鏡 / 研修
Outline of Annual Research Achievements

近年本邦では、予定手術は非侵襲手術がスタンダードとなってきており、Acute Care Surgery(ACS)においてもその必要性が迫られているが、同領域を対象とした研修はまだ無い。本研究では腹腔鏡でダメージコントロール戦略がとれるかどうかを明らかにし、確立した研修体制を広めることで、ACS領域の救命率および早期社会復帰の向上を目的とする。2022年度は、学内医師を対象に3回の研修を行った。

1)方法:コヴィディエンジャパン株式会社に協力していただき腹腔鏡トレーニングキットを用いて、主に創部結紮縫合手技に要する時間を測定した。回数を重ねることで時間が短縮されるかどうかで、客観的評価とした。
2)結果:延べ24回、計9名の医師が参加した。救急科所属で外科研修を受けておらず腹腔鏡に初めて触れる医師も参加した。トレーニング回数を重ねるにつれ、結紮縫合時間は短縮される傾向にあった。

2022年度に購入した物品を使用し、データ集積を開始している。2023年度は、ウェットラボ社に協力していただき、独自の腹腔鏡トレーニングキットの製作をすすめている。前述のトレーニングキットでの研修も同時に行いながら、ある一定の基準を認めたものから次の段階へすすむ予定である。独自のトレーニングキットでは、肝臓、胃、小腸、脾臓、腎臓の外傷・出血モデルを作成し修復する予定で、より実践的手技が可能となる。また受講対象を学内医師のみならず、学外医師にも広げてより多くの受講生に研修を受けてもらう。各手技の習熟度をアンケートデータで評価する予定である。受講前後・半年後の追跡アンケートを分析して、研修の臨床現場への有用性を検討する。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

2022年度は、学内での研修、データ集積を予定しており、おおむね開始することができた。データ集積量がやや少ない印象があり、次年度は増量を予定する。

Strategy for Future Research Activity

これまでの全データを踏まえての分析・検討結果は、学術誌への論文投稿という形で公表し、本研究が外傷手術教育に有用であることを証明し、国民に還元する。

Causes of Carryover

2022年度は学内医師を対象に院内で研修を行ったため、物品費、旅費、人件費・謝金に係る実支出額を抑えることができた。今後は独自の研修キットを作成し学外医師による指導も予定するため、物品費、人件費・謝金の上昇が見込まれる。また同様の研修体制を学ぶために、旅費の上昇も見込まれるため、各種経費として助成金を使用する予定である。

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Published: 2023-12-25  

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