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2022 Fiscal Year Research-status Report

敗血症におけるミトコンドリア由来の酸化ストレスの制御によるグリコカリックス保護

Research Project

Project/Area Number 22K09159
Research InstitutionHamamatsu University School of Medicine

Principal Investigator

八木原 正浩  浜松医科大学, 医学部附属病院, 助教 (60581840)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 御室 総一郎  浜松医科大学, 医学部附属病院, 講師 (90464114)
Project Period (FY) 2022-04-01 – 2025-03-31
Keywords血管内皮 / グリコカリックス / 抗酸化
Outline of Annual Research Achievements

敗血症性ショックは周術期・集中治療領域で救命率、社会復帰率の向上が望まれる重大な病態である。近年は日本版敗血症診療ガイドラインが策定され、速やかな診断・治療が試みられることで救命率が改善してきているが、全てを適切に講じた場合でも社会復帰も含めて不幸な転機をたどることが少なくない。また治療法としては抗生剤投与、循環管理、原因除去が主な手段とされている。
EGCXの構成成分であるシンデカン1は、膜貫通型のプロテオグリカンであり、血管にかかるシェアストレスを血管内皮細胞のミトコンドリアへの情報伝達の役目があるとの報告がある。同時にEGCXが損傷すると上昇するマーカーであるシンデカン-1は、敗血症の生存率と相関することが知られた(Shock 2008)、また我々も熱中症性のショック、出血性ショックにおいてEGCX厚の減少、シンデカンの上昇を確認し死亡率とシンデカン1の上昇EGCXの厚の減少は死亡率と関連していることを示した(J Anesth 2018,2020,Shock 2021)。
新たなEGCX保護手段として期待されるミトコンドリア由来の酸化ストレスを抑制することに注目し、ミトコンドリアに固有に局在するカルジオリピンの酸化を特異的に抑制するSS-31(D-Arg-Dmt-Lys-Phe-NH2)によるEGCX保護作用を証明するべく、論文における投与量を調査して生存率を比較したが、投与群の生存率が改善しない。そのため現在は投与量を調整したうえで研究を行っている。研究の進捗状況としては遅れている。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

新たなEGCX保護手段として期待されるミトコンドリア由来の酸化ストレスを抑制することに注目し、ミトコンドリアに固有に局在するカルジオリピンの酸化を特異的に抑制するSS-31(D-Arg-Dmt-Lys-Phe-NH2)によるEGCX保護作用を証明するべく、論文における投与量を調査して生存率を比較したが、投与群の生存率が改善しない。そのため現在は投与量を調整したうえで研究を行っている。研究の進捗状況としては遅れている。

Strategy for Future Research Activity

新たなEGCX保護手段として期待されるミトコンドリア由来の酸化ストレスを抑制することに注目し、ミトコンドリアに固有に局在するカルジオリピンの酸化を特異的に抑制するSS-31(D-Arg-Dmt-Lys-Phe-NH2)によるEGCX保護作用を証明するべく、論文における投与量を調査して生存率を比較したが、投与群の生存率が改善しない。今後は投与量を調整したうえで研究を行っている。

Causes of Carryover

コロナ感染拡大により、集中治療部の業務が増大したため、予算執行が進まなかった。そのため次年度使用額が増えてしまった。当初の計画に沿って失効していく予定である

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Published: 2023-12-25  

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