2022 Fiscal Year Research-status Report
慢性硬膜下血腫の微小病態解析:慢性炎症と新生血管に着目した新規治療標的の創出
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22K09167
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Research Institution | Yokohama City University |
Principal Investigator |
下吹越 航 横浜市立大学, 附属市民総合医療センター, 助教 (00896558)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高瀬 創 横浜市立大学, 附属病院, 助教 (00549975)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 慢性硬膜下血腫 / 慢性炎症 / 新生血管 / PAL-1 |
Outline of Annual Research Achievements |
現在、硬膜の臨床サンプルを収集、適宜解析を行っている最中である。現在の段階が終了後、令和5年度の予定であるin-vitroとin-vivoモデルでの研究を実施予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
慢性硬膜下血腫サンプルの収集に遅れがある。その病態から考えても、発生数には予測不能かつ限りがあるが、可及的に収集するよう努める。
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Strategy for Future Research Activity |
現在の段階が終了後、令和5年度中にin-vitroとin-vivoモデルでの研究を、令和6年度中にCSDH in-vivoモデル: PAR-1シグナル阻害実験(in-vivo)実施して、研究遂行する計画である。
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Causes of Carryover |
1.CSDH in-vivoモデル:サンプル回収・解析: CSDHモデルを作成し上記臨床系と同様の解析を行う.DOAC無し群と動物モデルの炎症物質発現パターンを比較し,本研究において同モデルを用いる妥当性と共にlimitationについても検証する. 2.CSDH in-vitroモデル: モデル作成とPAR-1シグナル阻害実験(in-vitro):Matrigelを 用いたECとpericyteの共培養システムを用いる.EC側のウェルに上記臨床samplecytokine arrayから得た炎症系分子を添加することで,血管透過性を亢進させた擬似新生血管とする.EC側のウェル(擬似血管腔)にトロンビン(対照群)とトロンビン+DOAC(PAR-1阻害群)を添加し,chemotaxis assayでpericyte側のウェル(擬似血腫腔)への血管透過性を測定する.以上のin-vitro PAR-1阻害実験を通じて,PAR-1シグナル阻害の治療応用可能性を検証する.
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