2023 Fiscal Year Research-status Report
実験的敗血症における低体温下でのMMP, ADAM活性阻害による肺保護の試み
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22K09189
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Research Institution | Saitama Medical University |
Principal Investigator |
小野川 傑 埼玉医科大学, 保健医療学部, 教授 (90224287)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 敗血症 / 臓器障害 / 肺障害 / 酵素阻害剤 |
Outline of Annual Research Achievements |
盲腸結紮穿孔による敗血症モデルマウスを用いて、MMP&ADAM阻害剤を投与して肺の組織像に改善の傾向がみられるかを中心に検討した。 TAPI-2を阻害剤として、2濃度(40μM, 200μM)を用いて進めたところ、白血球数、肺SP-Dなどに違いを認めた、 肺組織像においても24時間後の像では、投与しない方ではうっ血などがかなり見られていたものの、投与した方では像に変化が少なく、肺障害を回避あるいは改善できる可能性を見出した。 現在引き続き、肺組織におけるシグナル伝達分子の変化などを中心に検索を続けている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
肺組織像の解析に予定以上に時間を要している。 試薬の納入に予定より時間を必要してしまい、計画が遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
阻害作用の異なる酵素阻害剤を2種類使うことでわかる、臓器障害の抑制に必要な経路を明らかにしていく。阻害剤の効果が持続的なものかが不明なため、このあたりも詰めていくことが出来ればよいと考えている。
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Causes of Carryover |
一部購入できていない試薬等があるため。 次年度改めて不足する試薬を購入して、実験を進める予定である。
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