2023 Fiscal Year Research-status Report
微小重力環境培養を行った頭蓋骨由来間葉系幹細胞移植効果の電気生理学的評価
Project/Area Number |
22K09234
|
Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
武田 正明 広島大学, 病院(医), 講師 (10403552)
|
Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
|
Keywords | 頭蓋骨由来間葉系幹細胞移植 / 経頭蓋刺激運動誘発電位 / 微小重力環境培養 / 中枢神経損傷モデル |
Outline of Annual Research Achievements |
我々はこれまで独自に神経堤由来である頭蓋骨から間葉系幹細胞を樹立(Rat Cranial Bone-Derived Mesenchymal Stem Cell:rcMSCs)し、その細胞特性や神経保護効果について報告してきた。 また、ラット運動機能の客観的評価のため、経頭蓋刺激運動誘発電位(transcranial Moter evoked potential: tcMEP)を用いた評価方法をこれまでに報告した(Sci Rep. 2021 Jun 14;11(1))。 このモデルラットを用い、脊髄損傷モデルラットにrcMSCs移植を行い、rbMSCsより運動機能改善効果が高いことを既に報告した(Sci Rep. 2021Nov9;11(1))。 脳梗塞ラットへの移植効果を定量的に評価するため、今回、同様の手法を用いてtcMEP測定方法を確立し、報告した(Sci Rep. 2022 Nov 28;12(1))。また、脊髄損傷モデルラットに対し、rcMSCsを移植することで良好な機能回復が得られることも併せて報告した(Neurosci Lett. 2023 Mar 16;799) 今回、脳梗塞モデルラットに対する微小重力環境培養下rcMSCsの移植実験を継続して行っている。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
脳梗塞モデルラットに対する定量的運動機能評価方法を確立し(Sci Rep. 2022 Nov 28;12(1))、脊髄損傷モデルに対するrcMSCs移植効果を確認した(Neurosci Lett. 2023 Mar 16;799)。 微小重力培養下rcMSC移植効果も良好な結果が得られており、現在論文投稿中である。
|
Strategy for Future Research Activity |
微小重力環境下で培養したrcMSCsのinvitroでの各種評価並びに脳梗塞モデルラットに対する移植効果の定量的な評価を終了した。脳梗塞モデルラットに対する微小重力培養下rcMSC移植効果は国内外の学会で発表しており、次年度中に投稿中の論文を完成させる。
|
Causes of Carryover |
理由:調達方法の工夫などにより、当初計画より経費の節約ができたため。 研究代表者の国際学会発表がなかったため、余剰資金が生じた。 使用計画:各種学会での研究発表並びに英文校正費、論文掲載費に充当させ、使用予定である。
|
-
-
-
[Presentation] Effects of transplantation of cranial bone-derived mesenchymal stem cells cultured in a simulated microgravity environment on a rat model of cerebral infarction2024
Author(s)
Masashi Kuwabara, Takafumi Mitsuhara, Masataka Teranishi, Takashi Otsuka, Takeshi Imura, Takahito Okazaki, Masaaki Takeda, Daizo Ishii, Hiroshi Kondo, Kiyoharu Shimizu, Masahiro Hosogai, Takeshi Hara, Yuyo Maeda, Louis Yuge, Nobutaka Horie
Organizer
Brain & Brain PET 2024
Int'l Joint Research
-
-
-
-