2022 Fiscal Year Research-status Report
Developing precision medicine of glioblastoma using patient-derived organoid model
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22K09288
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Research Institution | Kumamoto University |
Principal Investigator |
竹崎 達也 熊本大学, 病院, 助教 (50712402)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
武笠 晃丈 熊本大学, 大学院生命科学研究部(医), 教授 (90463869)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | 悪性グリオーマ / オルガノイド培養 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の主たる目的は、患者検体由来オルガノイド培養法を用いて、治療困難な膠芽腫の個別化治療のための新規薬剤スクリーニングシステムの確立を目指すことである。膠芽腫患者の平均生存期間は摘出術と放射線・化学治療を併用しても約16ヶ月で、新規治療法の開発が期待されている。膠芽腫内の多様性・不均一性のため、既存の患者検体由来モデル(グリオーマ幹細胞モデル、ゼノグラフトモデル)を用いた研究では治療成績の改善につながっていない。膠芽腫の病理学的・遺伝学的特徴、多様性、幹細胞性、微小環境を忠実に再現できる患者検体由来オルガノイド培養法を用いて既存の抗癌剤のみでなく、次々と開発されている種々のシグナル伝達阻害薬、分子標的薬、免疫チェックポイント阻害薬(免疫療法)などの治療応答性を確認し、候補治療薬剤のスクリーニングを行い、得られた情報を臨床にフィードバックするトランスレーショナルな研究を目指す。 現在、患者検体由来「膠芽腫オルガノイド培養株」を樹立し、病理学的評価、遺伝子発現解析、腫瘍形成能などの性状解析を行う一方で「グリオーマ幹細胞株(スフェロイド培養)」「グリオーマ初代培養株皮下連続継代(PDX)モデル」の樹立を同検体から並行して行っている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
研究代表者が病気療養のため入院治療を繰り返したため。
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Strategy for Future Research Activity |
患者検体由来「膠芽腫オルガノイド培養株」を樹立し、病理学的評価、遺伝子発現解析、腫瘍形成能などの性状解析を行う一方で、「グリオーマ幹細胞株(スフェロイド培養)」「グリオーマ初代培養株皮下連続継代(PDX)モデル」の樹立を同検体から並行して行い、両者の相違点を明らかにしたい
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Causes of Carryover |
研究代表者の病気療養のため実験計画が遅れ、当年度執行額が過小となった。 患者検体由来膠芽腫オルガノイド培養株およびiPS由来大脳オルガノイド培養を並行して実施し正常解析を行う予定である。
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