2022 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
22K09292
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Research Institution | Juntendo University |
Principal Investigator |
大倉 英浩 順天堂大学, 医学部, 非常勤助教 (60384046)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松岡 周二 順天堂大学, 医学部, 特任准教授 (20286743)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 神経膠芽腫 / 個別化 / 抗体療法 / 完全ヒト抗体産生マウス |
Outline of Annual Research Achievements |
神経膠芽腫に罹患した患者さんから摘出した腫瘍細胞を幹細胞培養条件で培養した幹細胞と、血清入培養条件で培養した非幹細胞を作成した。それらを交互に約半年間、完全ヒト抗体産生マウスに免疫し脾臓を摘出した。その脾臓細胞を4本に分けて凍結保存し、段階的にミエローマ細胞株(P3U1細胞)と細胞融合を行っている。FACSを用いて、ハイブリドーマ細胞培地の上清と元の神経膠芽腫細胞との反応を見た。現在までに、3種類の抗体が得られている。これらのハイブリドーマ細胞をマウスの腹腔内に投与することにより、抗体を精製した。それらの抗体としてのサブクラスはすべてIgMであった。半年間免疫したため得られた抗体がすべてIgMであったのは、予想と異なっている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
細胞融合は段階的に行っており、やや遅れが見られている。
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Strategy for Future Research Activity |
細胞融合を続けていきながら、得られた抗体の他の神経膠芽腫細胞株への反応や細胞殺傷能力などを検討していく。
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Causes of Carryover |
細胞融合を段階的に行っており、必要な培地や物品購入をやや遅らせているため。
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