2023 Fiscal Year Research-status Report
New treatment method using improved bone marrow mesenchymal stem cells for pediatric femoral head necrosis
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22K09363
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Research Institution | Nara Medical University |
Principal Investigator |
藤井 宏真 奈良県立医科大学, 医学部, 講師 (00625791)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岸 真五 医療法人徳洲会野崎徳洲会病院(附属研究所), 研究所, 連携研究員 (50790341)
塚本 真治 奈良県立医科大学, 医学部, 助教 (70646166)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 国際研究交流 / in vitro |
Outline of Annual Research Achievements |
昨年度の時点でMSC(骨髄間葉系幹細胞)を培養し、低酸素チャンバーを用いて12時間hypoxia刺激を行った結果、一定のBoosted MSC作成は可能となり、また最適な条件を同定した。さらにリコンビナントHMGB1たんぱく質を用いたBoosted MSCの作成も問題なく、これを用いて動物実験に応用していくこととし、ラット大腿骨骨頭壊死モデルの作成を行った。しかし、大腿骨頭壊死モデルを作成するものの適切な免荷が出来ずMSC投与時には骨頭の圧壊が進んでいる状態であった。これに対して免荷装具を作成しある程度圧壊を起こさずに実験に進むことが出来ている。 現段階では成熟ラットに対して骨頭壊死部に直接投与する方法を行っており、ある一定の効果が得られているが、静注ではコントロール群と比較して優位な成果が得られていない。また幼弱なラットに対する壊死部直接投与が困難で、こちらが課題となっている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
動物実験では、まだコントロール群と比較して優位な効果が得られておらず、最適な免荷方法、投与時期、投与方法を模索している段階である。
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Strategy for Future Research Activity |
Boosted MSCは作成可能で、骨頭壊死部への直接投与では一定の効果が得られている。 静注で効果が得られる投与量、時期などを今後検討していく予定。
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Causes of Carryover |
今年度予定していた学会参加が体調不良のため取りやめになった分および、追加動物実験、論文作成のため繰り越し
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