2022 Fiscal Year Research-status Report
泌尿器癌に対する重粒子線治療における免疫学的効果予測因子の探求
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22K09440
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Research Institution | Yamagata University |
Principal Investigator |
加藤 智幸 山形大学, 医学部, 非常勤講師 (40396560)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
内藤 整 山形大学, 医学部, 講師 (00431643)
櫻井 俊彦 山形大学, 医学部, 助教 (60534154)
土谷 順彦 山形大学, 医学部, 教授 (70282176)
武田 裕司 山形大学, 医学部, 准教授 (90302299)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 前立腺癌 / 重粒子治療 / 腫瘍免疫 |
Outline of Annual Research Achievements |
現在、113症例の前立腺癌重粒子治療患者がエントリーした。92パラメーターの測定項目が、免疫動態を捕らえることが出来ているかどうか、相関行列など(主成分分析・相関行列・因子分析)で中間解析を行った。「リンパ球に関するパラメータ」と「骨髄系細胞(好中球・単球)に関するパラメータ」の間での相関関係に着目し、初回の解析として群分けは行わず解析した。 主成分解析の結果、compornent 1はMDSCマーカー、component 2は細胞免疫、component 3はT細胞好中球比、component 4はGPI-80とNK細胞、B細胞、、ヘルパーT細胞の逆相関であっり、40パラメーターが免疫学的反応を示しす可能性が示唆された。 パラメーター間で統計学的に正の相関関係を示した項目はCD33+CD16hiGPI-80 MFIとCD3+CD8+CD69 MFI、CD33hiLAP MFIとCD8 naive(%)の2項目で、負の相関関係を示した項目はCD33+CD16hi(%)とCD56+(%)の1項目であった。これらの結果は好中球-MDSC活性はCD8陽性T細胞やNK細胞を制御する可能性を示唆する結果であった。 因子解析の結果、4つの因子が統計学的重要性を示した。Factor 1はTh1(細胞性免疫)、Facotr2 はMDSC、Factor 3は骨髄球(炎症反応)、Factor 4はTh17-MDSC(組織再生)であった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
順調に症例蓄積している
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Strategy for Future Research Activity |
症例の蓄積を継続する。今後、重粒子治療と併用しているホルモン療法との関連、治療効果等との統計学的な処理のためにもさらなる症例蓄積が必要である。
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Causes of Carryover |
物品費が予定よりも少なかったが、症例蓄積によって物品費の増加が予想され、次年度以降に使用となる見込み。
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