2022 Fiscal Year Research-status Report
腎癌の術後補助療法に関する患者選別のバイオマーカーとなるmicroRNAの同定
Project/Area Number |
22K09471
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Research Institution | Tottori University |
Principal Investigator |
岩本 秀人 鳥取大学, 医学部, 講師 (80621010)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
尾崎 充彦 鳥取大学, 医学部, 准教授 (40325006)
武中 篤 鳥取大学, 医学部, 教授 (50368669)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 腎細胞癌 / 術後補助化学療法 / 早期再発 |
Outline of Annual Research Achievements |
近年、腎細胞癌の手術症例の多くは、腫瘍径が7cm以下のT1症例である。その中の多くは腎部分切除術を施行されている。腎部分切除後の再発率は4%程度とされており、決して多くない。本研究では、再発症例を早期再発群(術後5年以内の再発群)と再発なし群(術後5年以上再発を認めなかった群)に分けて解析を行うため、早期再発群の症例数の蓄積が必要である。当院では年間約25例のロボット支援腎部分切除術を、約20例の鏡視下腎摘除術を施行しており、現在も症例数を蓄積している。また、手術で摘除した組織から腫瘍部と正常部を採取し、凍結保存している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
当院では年間約25例のロボット支援腎部分切除術を、約20例の鏡視下腎摘除術を施行しており、現在も症例数を蓄積している。また、手術で摘除した組織から腫瘍部と正常部を採取し、凍結保存している。
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Strategy for Future Research Activity |
解析を開始するには、早期再発群(術後5年以内の再発群)が最低でも30例を超える必要があるため、引き続き手術症例の蓄積と組織採取を継続していく。
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Causes of Carryover |
新型コロナウイルスの感染拡大の影響による受診離れや、院内クラスター発生による手術件数減少などの影響により、手術症例の蓄積が予想より遅れたため。
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