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2022 Fiscal Year Research-status Report

GnRHシグナル制御による動脈硬化抑制作用の解明

Research Project

Project/Area Number 22K09539
Research InstitutionKurume University

Principal Investigator

永山 綾子  久留米大学, 医学部, 助教 (00837883)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 野村 政壽  久留米大学, 医学部, 教授 (30315080)
蘆田 健二  久留米大学, 医学部, 准教授 (40549333)
Project Period (FY) 2022-04-01 – 2025-03-31
Keywords前立腺癌 / GnRH受容体 / 動脈硬化 / マクロファージ / アンドロゲン
Outline of Annual Research Achievements

1.GnRH受容体作動薬と拮抗薬の動脈硬化進展におよぼす作用の差異を用いた検討については、ApoE欠損マウスに高脂肪食を摂餌させ、GnRH受容体作動薬投与群、GnRH受容体拮抗薬投与群、コントロール群に分けて解剖を行った。マウスの大動脈弁輪のプラーク面積には有意差がつかなかったが、プラークの壊死部位はGnRH受容体作動薬投与群で少ない傾向にあった。GnRH受容体がプラークの不安定性に関与している可能性が示唆された。引き続き免疫染色を追加し、大動脈プラークでの解析を進める。併せて腹腔内マクロファージの採取も行うことができたため、GnRH受容体作動薬および拮抗薬前後で腹腔内マクロファージのmRNAにおいてどのような遺伝子発現が変化し、動脈硬化に関連しているのかを解析する。
2.GnRHがマクロファージの泡沫化に及ぼす影響については、THP-1をマクロファージへ分化誘導し、泡沫化させる手技は確立している。泡沫化させたマクロファージにおいてGnRH受容体作動薬の方が、泡沫化面積が少ない傾向にあり、引き続き実験回数を重ねて、再現性を確認する。
3. GnRHがマクロファージ泡沫化に関与する遺伝子発現に及ぼす影響については、現在2の実験を進めており、保存している検体で遺伝子発現を検索予定である。
昨年度1年間で、GnRH受容体がマウスの大動脈プラークの不安定性に関連していること、細胞実験においてGnRH受容体がマクロファージの泡沫化に関連していることがわかったため、さらに解明を進めていく。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

動物実験においては予定していたマウスの解剖は終了し、免疫染色の追加や、組織の遺伝子発現の解析に移ることができている。
細胞実験においても、手技は確立し、再現性の確認や、遺伝子発現の発現の解析に段階を進めることができている。

Strategy for Future Research Activity

動物実験においては腹腔内マクロファージの採取も行うことができたため、遺伝子発現の変化を解析し、GnRH受容体と動脈硬化進展の関連の解明の一助とする。
細胞実験は引き続き、計画通り進捗させる。

Causes of Carryover

国際学会への参加旅費を、次年度に繰り越した。

  • Research Products

    (2 results)

All 2023 2022

All Presentation (2 results)

  • [Presentation] GnRH受容体拮抗薬による心血管イベント抑制作用機構の解明2023

    • Author(s)
      永山 綾子
    • Organizer
      第96回日本内分泌学会学術総会
  • [Presentation] 前立腺がん内分泌療法とメタボリック症候群2022

    • Author(s)
      蘆田 健二、永山 綾子、井川 掌、野村 政壽
    • Organizer
      第95回日本内分泌学会学術総会

URL: 

Published: 2023-12-25  

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