2023 Fiscal Year Research-status Report
The investigation of non invasively ovarian tissue transplantation into endometrium
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22K09560
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Research Institution | St. Marianna University School of Medicine |
Principal Investigator |
高江 正道 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 教授 (00621301)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 卵巣組織移植 / 妊孕性温存療法 / 卵巣組織凍結 |
Outline of Annual Research Achievements |
研究期間内において、研究代表者らはラット子宮内膜への卵巣組織移植の系を確立した。その手技は実臨床にも応用可能なように、子宮内膜の基底層に無縫合で移植するものであり、ヒトに応用する場合には経腟的な操作による卵巣移植が可能であることを意味する。また、子宮内膜に卵巣を移植する際の条件検討については、エストロゲン投与モデルとネガティブコントロールモデルを比較している。現時点では、生着率には両軍で有意な差がないと考えられるが、生着した卵巣の大きさや卵巣に包含されている卵胞数、卵胞の発育など、様々な尺度から二つのモデルの差異を検証しているところである。さらに、免疫染色による検証では、Ki67やCD31などの細胞増殖ならびに血管新生マーカーの発現を検証しているところであるが、現在は最適実験条件の検討を並行して行っているところであり、次年度評価を行う予定である。さらに、現時点で調節卵巣刺激ののちに採卵を行い、移植した卵巣から卵子が採取できるかについて最適な条件を検討している。本実験系を用いて、両群の差を検証し、仮説を検証してゆく予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
本研究では、卵巣組織を子宮内膜に移植する手法を確立するところから始まった。当初の卵巣組織移植法では移植成功率が低く、実験系として用いるための効率的な移植方法の開発に時間がかかったため、研究全体の進捗が遅れたと考えられる。
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Strategy for Future Research Activity |
既に実験系は確立されたので、免疫組織学的な評価を順次進めてゆき、最適な子宮内膜-卵巣組織移植の条件を検討するとともに、仮説の実証を進めてゆく方針である。
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Causes of Carryover |
実験系の確立に時間を要したため、体外受精や免疫染色などの高額な実験を行う回数が少なく、結果として研究費の使用が計画通りに進まなかった。次年度は、体外受精や免疫染色などの高額な実験を進めるため、残余分も合わせて使用する予定としている。
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