2022 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
22K09692
|
Research Institution | Fujita Health University |
Principal Investigator |
岩田 義弘 藤田医科大学, 医学部, 講師 (80410728)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
楯谷 一郎 藤田医科大学, 医学部, 教授 (20526363)
金沢 佑治 地方独立行政法人静岡県立病院機構静岡県立総合病院(救急診療部、循環器病診療部、がん診療部、臨床診療部, 臨床診療部, 医長 (20524367)
渡辺 宏久 藤田医科大学, 医学部, 教授 (10378177)
讃岐 徹治 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 准教授 (10335896)
|
Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2026-03-31
|
Keywords | 痙攣性発声障害 / 音響分析 / fMRI |
Outline of Annual Research Achievements |
痙攣性発声障害の中枢機能を利用した病態解明はいくつか試みられているが、痙攣性発声障害症例の数の少なさなのため、一つのグルプーとして検討報告が多い。第一に診断基準に従って対象となる痙攣性発声障害音の音声を時間軸で分類を検討した。同時に症状が似て判断に苦慮する過緊張性発声障害症例にも同様の検討を行った。結果、痙攣性発声障害の音読時間が同一診断基準において、例文の読み上げに必要な時間が長いグループと短いグループに分けることが出来た。これは発声行動における聴覚影響の強い、弱いが関与が考えられる。また、発声という効果器官からのフィードバックが影響している可能性を示唆している可能性を見いだせた。過緊張性発声障害と分類できる音声障害例では、例文の読み上げに必要な時間が短い傾向を確認した。これらは機能的MRI検査を行っていく上で観察部位を絞り込むのに重要な知見と考えられた。 第二にfMRIの実機について確認、予定している聴覚刺激状況におけるfMRI測定の能力確認と運動負荷時の測定可能性について、得られる情報と限界点の確認を行った。先行研究及びMRI専任検査担当者に測定条件、すりあわせを行った。検査中に行う音響刺激についても先行研究の内容が現場で行えるか確認した。 第三に対象患者診察中に周囲の音の聴覚印象や発声中の聞こえ方の印象などのアンケートを行った。同時に機能的検査の希望も確認った。先行研究と合わせ、fMRI撮影中の刺激音の作製に関する予備情報を収集した。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
fMRIの限界点、測定時に聞かせるヘッドフォン確保、先行研究における撮影中に聴取する音声の作製、音声サンプル確認。これらを確認の上、fMRI使用における学内研究倫理審査の受審進めている
|
Strategy for Future Research Activity |
研究倫理審査をすすめる。音声記録とfMRI撮影行う。画像を元に評価方法の確立。
|
Causes of Carryover |
機能的MRI撮影に必要な機器、特にアダプターの更新の要否を確認中のため研究費使用を控えています。 分析用ソフトウエア選定中、疑問点がありその確認の為遅れています。本年度で購入予定
|
Research Products
(1 results)