2023 Fiscal Year Research-status Report
花粉食物アレルギー症候群における歯科用金属のアジュバント効果の検討
Project/Area Number |
22K09694
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Research Institution | Kansai Medical University |
Principal Investigator |
朝子 幹也 関西医科大学, 医学部, 准教授 (00309212)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岩井 大 関西医科大学, 医学部, 教授 (10232638)
小林 良樹 関西医科大学, 医学部, 准教授 (10375298)
澤田 俊輔 関西医科大学, 医学部, 講師 (60711075)
神田 晃 関西医科大学, 医学部, 教授 (70375244)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 花粉食物アレルギー / 歯科金属 / Type2炎症 |
Outline of Annual Research Achievements |
歯科用金属によるアジュバンド作用とI型アレルギー(Th2型炎症)の賦活化作用を解明するために、末梢血から抗原提示細胞である樹状細胞を分化培養することをin vitroで目指した。 実際には、MACSシステムを用いてCD14をターゲットとして単球を単離し、GM-CSFおよびIL-4存在下での樹状細胞への分化の実験系を構築した。 その後、吸入抗原(Bet v 1)、食物抗原(非熱耐性のリンゴ由来Mal d 1や熱耐性の大豆由来のGly m 4)とニッケルを加え、抗原提示に不可欠なCD80/86分子やMH-II抗原を示すHLA-DR発現量の測定、Annexin5と7AADを使用にした生存能に関して検討している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
単球からの樹状細胞への分化させる実験系の構築に、時間が割かれている。
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Strategy for Future Research Activity |
今後、ヒト単核球からネガティブ分離分離したナイーブCD4陽性T細胞と共培養し、T細胞の増殖、Th2への分化を表すGATA-3などのトランスクリプショナルファクターについて検討し、そのデポ効果を明らかにする。
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Causes of Carryover |
実験物品や動物実験のためのマウス購入が、現時点で予定通りに実験が進んでいないために、2024年度に繰越。2024年度に、予定していた実験をおこなう。
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