2024 Fiscal Year Annual Research Report
感音難聴と上気道好酸球性炎症の病態形成における活性イオウ分子種の関与
| Project/Area Number |
22K09700
|
| Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
鈴木 淳 東北大学, 医学系研究科, 准教授 (80735895)
|
| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
太田 伸男 東北医科薬科大学, 医学部, 教授 (20282212)
池田 怜吉 岩手医科大学, 医学部, 准教授 (30645742)
|
| Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
|
| Keywords | 活性イオウ分子種 / 騒音性難聴 / 好酸球性副鼻腔炎 / 超イオウ / 感音難聴 |
| Outline of Annual Research Achievements |
活性イオウ分子種は、システインやグルタチオンなどのチオール基に過剰にイオウ分子が付加した活性イオウ・ポリスルフィドである。抗酸化活性や親電子物質の解毒代謝機能により、レドックスシグナル制御の新規メカニズムとして着目されている一方、騒音性難聴などの感音難聴及び上気道好酸球性炎症の病態に関与するかは不明であった。 本研究では、騒音性難聴モデルマウスを用いた実験およびヒト臨床検体を用いた解析を行った。動物実験からは、活性イオウ分子種の産生に関与するcysteinyl-tRNA synthetase 1(CARS1、細胞質型)、およびCARS2(ミトコンドリア型)の機能が低下するそれぞれの遺伝子改変マウス(6-8週齢、オス)では、騒音暴露(8-16 kHz, 96 dB SPL, 2 hr)による難聴の発症に有意差を認めないことが明らかになった。 臨床検体を用いた解析からは、好酸球性副鼻腔炎患者の副鼻腔粘膜では、システイン、グルタチオン、活性イオウ分子種の生成源となるGSSSGの量が、炎症のない正常コントロール粘膜に比較して有意に低下することが明らかになった。副鼻腔粘膜中の活性イオウ分子種(GSSH, GSSSH, CysSSH)の量には有意差を認めなかった。活性イオウ分子種が鼻腔の空気中に放出されている可能性を考え、経鼻呼気中の活性イオウ分子種を測定する実験系を確立した。安定して呼気中の活性イオウ分子種を測定できるようになったため、現在、各種気道疾患患者の呼気を採取し解析を進めている。
|
-
-
-
[Presentation] Supersulfide formation in the sinus mucosa of chronic rhinosinusitis2024
Author(s)
Jun Suzuki, Tomotaka Hemmi, Tomoaki Ida, Seiryo Ogata, Jun Yoshitake, Tetsuro Matsunaga, Tomoyasu Ishida, Yuki Numano, Yusuke Kusano, Ryoukichi Ikeda, Kazuhiro Nomura, Mitsuru Sugawara, Nobuo Ohta, Takaaki Akaike, and Yukio Katori
Organizer
ISIAN & IRS 2024
Int'l Joint Research