2022 Fiscal Year Research-status Report
頭頸部癌CRT後の遅発性嚥下障害発症の要因分析とその予防・軽減策の確立
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22K09707
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Research Institution | Kochi University |
Principal Investigator |
弘瀬 かほり 高知大学, 教育研究部医療学系臨床医学部門, 助教 (20527709)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
兵頭 政光 高知大学, 教育研究部医療学系臨床医学部門, 教授 (00181123)
中平 真矢 高知大学, 医学部附属病院, 言語聴覚士 (10748817)
松本 宗一 高知大学, 教育研究部医療学系臨床医学部門, 助教 (50633997)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 頭頸部癌 / 放射線治療 / 嚥下機能評価 |
Outline of Annual Research Achievements |
1.症例選定:2022年4月~2023年3月 高知大学医学部耳鼻咽喉科頭頸部外科で初回治療として放射線治療、放射線化学療法を行う症例を今回の研究症例として選定を行った。 2.嚥下評価:上記症例について、治療中に定期的に喉頭内視鏡検査を行い、咽喉頭の所見を確認した。治療とともに摂食量が低下する症例には嚥下内視鏡検査などの嚥下機能評価および摂食嚥下リハビリテーション介入とし、治療中には嚥下機能評価の継続を行った。 3.2017年4月~2022年3月までの頭頸部癌放射線治療、放射線化学療法の初回治療症例の確認を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
1.頭頸部癌放射線治療、放射線化学療法症例について、嚥下・栄養評価・全身評価など別途研究に参加した症例が複数あり、重複をさけたため、対象症例が減少した。 2.高齢者の対象症例が多く、嚥下圧検査や嚥下造影検査が困難な症例を複数あったため対照症例がさらに減少した。
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Strategy for Future Research Activity |
1.通常診療での喉頭内視鏡検査、嚥下機能評価ではあるが、今後のデータ集積、研究検討のため、高知大学医学部倫理審査に研究計画を申請する。 2.2023年4月からも症例選定を継続する。 3.2017年4月~2022年3月までの頭頸部癌放射線治療。放射線化学療法の初回治療症例について検討を継続する。
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Causes of Carryover |
COVID-19の影響のため診療制限もあり、当初予定していた症例数が確保できなかった。そのため、研究が十分に遂行できず、2022年度の使用額が減少した。2023年度は症例確保、臨床診療も可能となると判断し、2022年度分予定を含め研究をすすめる予定である。
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