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2022 Fiscal Year Research-status Report

Angiopathologic Approach to Differentiation of Benign and Malignant Follicular Tumors of the Thyroid by Ultrasound Doppler Technique

Research Project

Project/Area Number 22K09716
Research InstitutionKanazawa Medical University

Principal Investigator

川上 理  金沢医科大学, 医学部, 助教 (10807142)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 北村 守正  金沢医科大学, 医学部, 教授 (60543262)
島崎 都  金沢医科大学, 医学部, 講師 (00440511)
下出 祐造  金沢医科大学, 医学部, 講師 (60319043)
Project Period (FY) 2022-04-01 – 2025-03-31
Keywords甲状腺濾胞性腫瘍 / 超音波ドプラー / 血管病理
Outline of Annual Research Achievements

研究の目的としては、細胞診では判別できない濾胞性腫瘍の術前良悪性判別である。元々超音波ドプラが濾胞性腫瘍の判別に有用であることが示唆されていた。おそらく血管抵抗値が関与していると示唆されていたが、血管病理学的な研究は今までになかった。今回、超音波ドプラ法より算出された血管抵抗性の値と良悪性と血管病理結果を比較することで、病理の観点から超音波ドプラで得られる値の妥当性の研究を行っている。この研究を纏める事で術前より濾胞性腫瘍の良悪性判断を得ることができ、不要な手術を避ける事が可能であると考えている。
現状は、研究の実施計画では昨年度の段階で研究データ抽出を完了し、論文作成を行う予定であったが、コロナ渦の影響で臨床がより多忙であったことや研究担当者の変更も重なり、研究データの抽出と総括、論文の概要作成までにとどまっている状況である。次年度はより論文作成に注力し本年度中に英文論文として提出する予定である。
論文作成の目途が立った後は、今回染色として使用しているものとは別に、血管新生に関わるVEGFと血管抵抗値の値の比較の実施や、濾胞癌症例における他の遺伝子発現をみるために染色を実施して、病理学的に観察を行う事を検討している。今回の研究において、濾胞癌と濾胞性腫瘍では被膜での異常だけではなく、血管的な変化があることが示唆されているため、病的な血管新生の観点から、新しい方法が着想すれば合わせて行っていく予定である。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

やや遅れている原因としては、コロナ渦の影響で臨床がより多忙であったこと、予期せぬ離職者の増加で時間が臨床に傾いたことが一因と考えられる。

Strategy for Future Research Activity

今年度に作成予定であった論文を次年度中に英文論文として提出する予定である。
また追加の研究として、血管新生に関わる遺伝子の染色を実施して、血管抵抗値の値の比較の実施を検討している。また、血管病理とは少し離れる部分もあるが、濾胞癌症例における他の遺伝子発現に関しても濾胞癌診断向上に有用であると考えており、追加研究を検討している。

Causes of Carryover

次年度使用額が生じた理由としては、先述したように論文作成の進捗の遅れが考えられる。当初であれば、英文校正に使用する予定であった金額や、追加研究として資材を購入する予定であった金額が使用できなかった。次年度は上記内容に加え、更に追加研究として使用する資材の購入や海外学会での発表も視野に入れた形の使用計画としている。

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Published: 2023-12-25  

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