2022 Fiscal Year Research-status Report
9軸センサとVOG同期記録による動的平衡機能評価と前庭リハビリテーションへの適用
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22K09727
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Research Institution | Yamaguchi University |
Principal Investigator |
橋本 誠 山口大学, 医学部附属病院, 講師 (50343299)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山下 裕司 山口大学, 大学院医学系研究科, 教授 (00210419)
菅原 一真 山口大学, 大学院医学系研究科, 准教授 (20346555)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 動的平衡機能 |
Outline of Annual Research Achievements |
生理的な平衡の維持および前庭機能障害など病的な場合でも、眼球、頭部と体幹運動の協調性は不可欠であるが、評価が困難とされてきた。めまい・平衡障害に有効性のある前庭リハビリテーションは動的平衡機能評価法が困難なことから、客観的な評価方法に乏しかった。 本年度はテクノロジーの進歩と我々のの研究実績を発展させ、小型9軸センサ(3軸加速度センサ + 3軸角速度センサ + 3軸地磁気センサ)と次世代 video-oculography (VOG)を用いた頭部・眼球運動の同期記録システムを構築した。yVOG-Glass のカメラユニットに内蔵した9軸センサを両側側頭骨部におき、得られた角速度、加速度を PC に取り込み,加速度、速度、位置を記録した。9軸センサの処理とカメラの情報処理はスレッドで同時処理した。カメラは外部トリガで全画素同時シャッタを切り,そのタイミングで複数の9軸センサからの加速度・角速度位情報の最新値を取得して転送されてきた画像に紐付けした。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
複数の9軸センサからの加速度・角速度位情報と眼球運動の紐付けができ,頭部・眼球運動の同期記録システムが可能となった。
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Strategy for Future Research Activity |
9軸センサによる頭部・体幹運動、VOG による眼球運動記録と重心動揺計による記録を同時に行い、本法での頭部・体幹・眼球運動と重心動揺との関連を検討する。 足踏み検査、歩行検査において、頭部、体幹、眼球の同期記録を行い、正常例、異常例における頭部、体幹、眼球運動について検討する。動的平衡機能検査における客観的基準値を得ていく。
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Causes of Carryover |
新型コロナウイルスとウクライナ戦争の影響で物流,半導体納品が遅れた。解析用PCと9軸センサ単体機器開発,成果発表に使用予定である。
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