2023 Fiscal Year Research-status Report
多光子励起顕微鏡を用いた緑内障モデルのアストロサイト抗酸化システム生体観察
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22K09791
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
臼井 審一 大阪大学, 大学院医学系研究科, 講師 (20546882)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松下 賢治 大阪大学, 大学院医学系研究科, 准教授 (40437405)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | アストロサイト / 酸化ストレス / 活性酸素 / 高眼圧 / 緑内障 |
Outline of Annual Research Achievements |
緑内障性視神経症において、アストロサイトの持つ抗酸化作用と網膜神経節細胞(RGC)の細胞死抑制を生体で証明し、治療のターゲットの基盤とすることを目的とする。粘弾性物質を用いたマウス高眼圧モデルマウスについて、安定した再現性を得るための工夫を行っている。作成した高眼圧モデルにおいて、活性酸素種(Reactive Oxidate Species; ROS)関連因子の発現量をqPCR法を用いて調査するとともに、眼圧上昇に伴うROSの変化を特定の酸化ストレスマーカーを用いてIn Vivoで検出している。同時に、尿中の酸化代謝産物の検出や酸化物の定量についても解析を進めている。さらに、高眼圧に伴うアストロサイトの形態変化についても解析中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
一部解析内容を見直した上で、高眼圧モデルにおける酸化ストレスの解析を進めている。
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Strategy for Future Research Activity |
データの信頼性を確認するため、各手技と再現性に注視し、追試を行いながら進めていく。
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Causes of Carryover |
各解析を注意して行った結果、予定より少額で終えることが出来たこと、また国際学会参加を見合わせたことなどが挙げられる。最終年度においては多額を要する解析も予定しており、繰り越した額は必要であると考えている。
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