2022 Fiscal Year Research-status Report
網膜ジストロフィが及ぼすヒト視覚野における機能と構築変化の神経画像評価
Project/Area Number |
22K09841
|
Research Institution | Jikei University School of Medicine |
Principal Investigator |
増田 洋一郎 東京慈恵会医科大学, 医学部, 准教授 (30318000)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
竹村 浩昌 生理学研究所, システム脳科学研究領域, 教授 (50631313)
寺尾 将彦 山口大学, 時間学研究所, 講師 (50772357)
天野 薫 東京大学, 大学院情報理工学系研究科, 教授 (70509976)
|
Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
|
Keywords | 脳視覚野 / 脳可塑性 / 網膜視細胞障害 / functional MRI |
Outline of Annual Research Achievements |
網膜色素変性患者における触覚刺激課題依存性視覚野反応をfunctional MRIで計測し、以前視野障害プロファイルが逆である若年生黄斑変性における網膜病変脳投射領域の反応(Masuda et al., Curr Biol 2021)と同様の現象を認めた(飯田, 増田ら. 視野画像学会 2023年6月)。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
コロナウィルスパンデミックによる研究施設閉鎖により、十分な被験者数のMRI撮像を行えなかったため
|
Strategy for Future Research Activity |
コロナウィルスパンデミックが収束し安全に視覚障害者のMRI撮像を行えることを確認してから、患者のMRIによる非侵襲脳計測法を用いた視覚中枢の構造と機能を計測する。その上で視覚中枢の変化から考慮した眼疾患治療戦略の提言を行う目的を全うしたい。
|
Causes of Carryover |
次年度使用額が生じた理由は、解析コンピュータの未更新とコロナウィルスパンデミックによる実験被験者が少なかったためである。 次年度使用計画は、解析コンピュータ、ソフトウェアの更新と被験者数への謝金等に使用する見込みである。
|
Research Products
(7 results)