2022 Fiscal Year Research-status Report
イメージング技術を利用したエナメル芽細胞分化の解明
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22K09909
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Research Institution | Fukuoka Dental College |
Principal Investigator |
進 正史 福岡歯科大学, 口腔歯学部, 講師 (70549261)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | エナメル芽細胞 / イメージング / 歯の発生 / 歯 / 器官形成 / 歯学 / 発生 / エナメル質 |
Outline of Annual Research Achievements |
これまで我々は歯のエナメル芽細胞を蛍光標識するマウスを独自に開発し、生体内でエナメル芽細胞の動態や機能解析を行ってきた。現在もそのタイムラプスイメージングの改良と応用に取り組んでいる。エナメル芽細胞は歯の形成時期に象牙芽細胞から離れる方向に集団で動きながらエナメル質を形成する。その際、エナメル芽細胞はエナメル質タンパクを分泌しながら、非常に長細い細胞形態をとるようになるが、今回、マウス切歯のエナメル芽細胞を器官培養により生きたまま一細胞レベルで細胞形態を観察することが可能になった。Matrix metalloproteinase-20 (MMP20)はエナメル芽細胞の細胞間接着に寄与するタンパク質分解酵素である。MMP20遺伝子欠損マウスのエナメル芽細胞はラミニンおよびギャップジャンクションの遺伝子発現が増加することを、蛍光標識した細胞を解析することで明らかにすることができた。このようにエナメル芽細胞の動態解析とともに分子レベルでのエナメル芽細胞の運動・細胞間接着メカニズムの解明に取り組んだ。さらに、エナメル芽細胞のライブイメージング等に用いる新たな動物モデルの開発にも着手している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
エナメル芽細胞を特異的に蛍光標識するマウスを用いたライブイメージング解析が進展しており、予定通り遺伝子組換えマウスの作製が進んでいるのでおおむね順調と考えている。
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Strategy for Future Research Activity |
エナメル質形成機構の解析のために新たな遺伝子改変マウスを作製後、発現の確認と解析を行う。同時にエナメル芽細胞分化を誘導する因子や培養法の開発に取り組む。
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Causes of Carryover |
遺伝子改変マウスの購入費を当初の予定額より抑えることができたので、翌年度分と合わせてマウスの飼育・管理費や試薬の購入に使用する。
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Research Products
(5 results)