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2023 Fiscal Year Annual Research Report

インテグリンを標的とした薬物性歯肉増殖症の新規治療法の開発

Research Project

Project/Area Number 22K10001
Research InstitutionHiroshima University

Principal Investigator

岡信 愛  広島大学, 病院(歯), 歯科診療医 (00806581)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 松田 真司  広島大学, 医系科学研究科(歯), 助教 (30611321)
水野 智仁  広島大学, 医系科学研究科(歯), 教授 (60325181)
横崎 恭之  広島大学, 医系科学研究科(医), 研究員 (80210607) [Withdrawn]
Project Period (FY) 2022-04-01 – 2024-03-31
Keywords薬物性歯肉増殖症
Outline of Annual Research Achievements

シクロスポリン誘導性の歯肉増殖症マウスモデル(Drug-induced gingival overgrowth; DIGO) とシクロスポリンを作用させたヒト線維芽細胞それぞれにおいてインテグリンα8、標的分子Xと1型コラーゲンなど線維化マーカーのRNAの発現上昇を確認した。
インテグリンα8、標的分子Xの役割を明らかにするために、中和抗体を用いて治療マウスモデルを作製しin vivoにて実験を行った。(インテグリンα8中和抗体:YZ3、標的分子中和抗体:Y、コントロール中和抗体:HKSP84)中和抗体によって歯肉増殖が抑制されるのをGingival overgrowth degree(GOD)にて確認した。シリウスレッド染色によりコラーゲン生成が減少したのを確認した。中和抗体Yにおける治療マウスモデルの歯肉を採取しRNAの発現を確認した。コントロール中和抗体と比較して1型コラーゲン、acta2の発現が抑制された。
シクロスポリンが標的分子Xを発現するメカニズムを確認するために、RNA-Seq(BIG)を行った。シクロスポリンによって様々な遺伝子の変動がおき、その中で小胞体ストレスに関連する遺伝子群の発現の上昇を認めた。標的分子X発現におけるシクロスポリン誘発性小胞体ストレスの役割を明らかにするためにin vitroにて実験を行ったシクロスポリンを作用させたヒト線維芽細胞において小胞体ストレスのマーカーであるCHOP、ATF4のRNA発現が上昇するのを確認した。またタンパク質レベルにおいても上昇が確認できた。また小胞体ストレスを誘導する薬剤であるツニカマイシンを用いて実験を行った。ヒト線維芽細胞にツニカマイシンを作用させ標的分子X、ACTA2のRNAの発現の上昇を確認した。

URL: 

Published: 2024-12-25  

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