2023 Fiscal Year Research-status Report
ARONJ治療に用いるMSC由来エクソソームの責任因子および作用機序の同定
Project/Area Number |
22K10014
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
西澤 悟 東京大学, 医学部附属病院, 特任助教 (00646200)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
浅輪 幸世 東京大学, 医学部附属病院, 特任講師 (10769912)
星 和人 東京大学, 医学部附属病院, 教授 (30344451)
疋田 温彦 東京大学, 医学部附属病院, 特任教授 (60443397)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | エクソソーム / 顎骨壊死 |
Outline of Annual Research Achievements |
C57/BL6マウスの腹部から脂肪を採取し、酵素処理によって間葉系幹細胞を単離した。単離した細胞をウシ胎児血清添加培地で第3継代まで培養し凍結保存した脂肪由来間葉系幹細胞を本研究に使用した。脂肪由来間葉系幹細胞をウシ胎児血清添加培地で70~80%コンフルエントまで培養後、リン酸緩衝液で洗浄し、無血清培地に交換して24時間培養後に培養上清を回収した。この培養上清を密度勾配遠心法で5つのフラクションに分画し、各フラクションに含まれる小型細胞外小胞(small extracellular vesicles, sEVs)を超遠心法で分離精製した。このように各フラクションから精製したMSC-sEVsを既報の方法で作出した薬剤性顎骨壊死モデルマウスに尾静脈投与し、投与後3~30日の時点でマイクロCT撮影および血液検査をおこない、顎骨壊死の病変進行度、血清中の炎症マーカー値を評価し、30日の撮影後に安楽死させ、口腔粘膜ごと一括切除した上顎骨の組織学的評価をおこない、マイクロCT所見とあわせてMSC-sEVsの組織修復作用を評価することで、薬物性顎骨壊死に対する治療効果の高い小型細胞外小胞のフラクションを探し出す実験系を構築している。今後各フラクションのMSC-sEVに含まれるタンパク質およびmiRNAを解析し、小型細胞外小胞中に含まれるどの成分が薬剤性顎骨壊死治療の効果を有しているか調査する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初の実験計画に沿って進捗していることから、(2)おおむね順調に進展している。と評価した。
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Strategy for Future Research Activity |
当初の実験計画に沿って研究を推進する。
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Causes of Carryover |
研究用試薬の購入が予定よりも少なかったため。 次年度の研究用試薬購入に使用する。
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Research Products
(1 results)