2022 Fiscal Year Research-status Report
歯髄幹細胞および歯髄幹細胞由来EVsを用いた新規神経・骨再生療法の確立
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22K10029
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Research Institution | Aichi Gakuin University |
Principal Investigator |
秦 正樹 愛知学院大学, 歯学部, 講師 (20632871)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松川 良平 愛知学院大学, 歯学部, 講師 (40645735)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | 歯髄幹細胞 / 歯髄幹細胞由来EVs / 糖尿病性神経障害 / 骨欠損 / 再生医療 |
Outline of Annual Research Achievements |
現在再生医療の分野において,様々な疾患に対して,様々な細胞,足場材料, growth factorが用いられている.今後研究が進むにつれて,疾患別に適した再生医療ツールが明らかとなり,治療指針がまとめられると予想される.歯髄幹細胞と歯髄幹細胞由来細胞外小胞は,歯科矯正治療などの小臼歯や第三大臼歯の便宜的な抜歯より分離培養,抽出可能なため,比較的若年時に得られることから,再生医療の細胞供給源として注目されている.我々はこれまでに歯髄幹細胞の糖尿病性神経障害への移植効果の評価,歯髄幹細胞と歯髄幹細胞由来細胞外小胞の骨欠損への移植・投与効果の評価を行ってきた. 本研究では,歯髄幹細胞の細胞分化,特異的な分泌因子と移植組織に与える効果,歯髄幹細胞由来細胞外小胞投与による周囲組織への効果などの効果発現メカニズムの解析を目的している.また,疾患モデル動物への移植・投与を,同一個体より得た細胞と細胞外小胞を使用することにより,その効果を比較することが可能となり,各々の適切な使用法を推察することができる.本年度は,実験に使用する歯髄幹細胞をラット下顎切歯の歯髄組織より抽出し,分離培養,同定の過程を再確認後,歯髄幹細胞の培養液より歯髄幹細胞由来細胞外小胞を抽出,同定を行った.その後,頭蓋骨欠損モデルラット(11週齢雄性SDラット)に歯髄幹細胞,歯髄幹細胞由来細胞外小胞を移植材料と共に移植・投与し,実験手技を確立した.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究の年度計画に対して解析が若干遅れているが、それ以外の項目は順調に進んでいる。引き続き研究計画に沿って行う。
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Strategy for Future Research Activity |
2023年度は在外研究中のため本研究を一時的に中断し、2024年度より再開を予定している。
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Causes of Carryover |
当初本年度に購入予定であったデータ解析,データ保存用パーソナルコンピュータのOSのバージョンアップの可能性があったため購入を次年度に先送りした.試薬やkitについては,実験の進行にあわせて適宜購入を予定しており,一部のものを次年度に購入予定とした.
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Research Products
(3 results)