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2022 Fiscal Year Research-status Report

AD発症リスクに口腔機能低下症が及ぼす影響~脳機能イメージングでの検証~

Research Project

Project/Area Number 22K10062
Research InstitutionHealth Sciences University of Hokkaido

Principal Investigator

川西 克弥  北海道医療大学, 歯学部, 講師 (10438377)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 江本 美穂  北海道医療大学, 医療技術学部, 講師 (10578735)
豊下 祥史  北海道医療大学, 歯学部, 准教授 (20399900)
藤井 博匡  北海道医療大学, その他, 客員教授 (70209013)
越野 寿  北海道医療大学, 歯学部, 教授 (90186669)
長澤 敏行  北海道医療大学, 歯学部, 教授 (90262203)
Project Period (FY) 2022-04-01 – 2025-03-31
Keywords口腔機能低下 / 咀嚼 / アルツハイマー型認知症
Outline of Annual Research Achievements

本研究の目的は、アルツハイマー型認知症モデルマウスを用いて、歯周病やそれに伴う抜歯、またこれに附随して生じる咬合不全や欠損歯列の放置など口腔機能低下の状態が、アルツハイマー型認知症発症促進や病態進行とどのような関連があるのかについて、脳内神経活動の依存的な変化を直接検出できるマンガン造影MRI(以下、MEMRI)の画像解析により検証することである。
まず、2022年度は、遺伝子改変のアルツハイマー型認知症モデルマウス♂と購入したwild typeのマウス♀(C57BL/6J)で第一代の繁殖を行い、その結果Tgマウスを3匹誕生させることができた。
つぎに、幼少期からの咀嚼習慣がアルツハイマー型認知症発症に及ぼす影響について検討するため、生後1か月齢より①固形飼料を給餌する群(咀嚼刺激群)と②軟質飼料を給餌する群(咀嚼低刺激群)の2群に分け、測定1週間前より低濃度の塩化マンガンを持続的に投与可能な媒体(Mn投与媒体)を体内に埋め込み、MEMRI撮影の際はマウス体内からMn投与媒体を取り除いて、2%イソフルラン麻酔下にて小動物用MRI mini撮像装置にマウスを設置し脳内MEMRI信号を検出して3か月経過ごとに群間比較する予定であった。ところが、これらの実験を行うために必要なTgマウスの繁殖が追いついていないため、またその一部のマウスは2023年度の繁殖用として利用するため実験に使用できない。以上のことから、当初予定していた計画は遂行できていない。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

アルツハイマー型認知症マウスの繁殖に時間を要し、また他業務に追われ予定していた研究を実施できる回数が減少したため、当初の予定よりも遅れている。

Strategy for Future Research Activity

今後さらにアルツハイマー型認知症マウスを繁殖させ、咀嚼刺激群と咀嚼低刺激群の2群に分け、3か月経過ごとに脳内MEMRI信号を検出し、群間比較する予定である。

Causes of Carryover

マウスの繁殖に時間を要しており、研究スタートが遅れている。2023年度は、物品購入や飼育環境の整備に充て、これまでの遅れを取り戻すために計画的に遂行する予定である。

  • Research Products

    (1 results)

All 2022

All Presentation (1 results) (of which Invited: 1 results)

  • [Presentation] 噛むこと、咀嚼することが脳機能に与える影響2022

    • Author(s)
      川西克弥
    • Organizer
      特定非営利活動法人日本咀嚼学会2022年度学術講演会
    • Invited

URL: 

Published: 2023-12-25  

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