2023 Fiscal Year Research-status Report
Effect of prosthodontic treatment on conscious swallowing function
Project/Area Number |
22K10092
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
横山 政宣 東北大学, 歯学研究科, 大学院非常勤講師 (20396500)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐々木 啓一 東北大学, 歯学研究科, 非常勤講師 (30178644)
小川 徹 東北大学, 歯学研究科, 准教授 (50372321)
白石 成 東北大学, 歯学研究科, 助教 (60585355)
日原 大貴 東北大学, 歯学研究科, 助教 (60781292)
互野 亮 東北大学, 大学病院, 助教 (80845876)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 嚥下機能 / 臼歯部欠損補綴 / 自発性嚥下 / 随意性嚥下 / 咀嚼機能 |
Outline of Annual Research Achievements |
臼歯部欠損症例患者への補綴処置である可撤性部分床義歯(RPD)が咀嚼に与える影響についての研究は多く存在するが,RPD装着が嚥下機能に及ぼす影響についての研究報告は少ない.特に意識下の嚥下(随意性嚥下)と無意識での嚥下(自発性嚥下)を考慮して検討した報告はない.本研究は、片側・両側遊離端欠損症例において,RPD装着の有無と嚥下様式(随意性もしくは自発性嚥下)の咀嚼から嚥下までの一連の機能に及ぼす効果について明らかにすることを目的とする. R4年度は、健常成人有歯顎者10名(男性8名,女性2名)にて随意性嚥下と自発性嚥下の違いについて検討を行った.被験筋として咀嚼運動の指標に両側の咬筋,嚥下運動の指標に顎二腹筋前腹,被験者5名については片側のオトガイ舌筋の活動記録も行った.咬筋、側頭筋については表面電極を用いた.オトガイ舌筋活動は被験者ごとにカスタムメイドの固定装置に銀ボール電極を装置の舌側床縁に組み込んで口腔内より測定した.被験食品に2g,4gの固形食品のクッキーと半固形食品の豆腐を使用し一連の計測を行った.R5年度は、必要な追加実験とデータ解析、統計学的な解析を行った.被験食品性状,被験食品量を変化させた際の嚥下様式(自発性嚥下と随意性嚥下)による違いを,咽頭期の各被験筋の活動量と活動時間や開始時間,オトガイ舌筋~嚥下終了時間を指標として比較検討を行いそれぞれの要因に関連した統計解析を行い,論文作成を行った.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
R4年度は、健常者にて随意性嚥下と自発性嚥下の違いについての実験を被験者10名について遂行し、R5年度は追加実験および実験データを解析、論文作成を行った。概ね順調に進展している・
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Strategy for Future Research Activity |
今後は,臼歯部欠損症例患者への補綴処置である可撤性部分床義歯(RPD)が咀嚼に与える影響を検索する.まず実験に向け,実験用RPDの製作のための印象採得や咬合採得を行い,被験者個々の実験用RPD製作を行う.実験用RPDを用いて,RPDの装着が咀嚼及び嚥下機能に与える影響について検索する.主観的な評価として,食品アンケート表や嚥下スクリーニングツール(EAT-10)等での検討を行う.客観的な咀嚼・嚥下機能の評価として,被験食品を用いて筋電図計測などの生理学的な計測実験を行う.その後,実験データの解析を行う.被験食品の性状やRPDの有無、主観的評価などそれぞれの要因についての影響を統計学的に検討する.
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Causes of Carryover |
やや残額が生じたものの、R6年度に使用可能であり、概ね順調に助成金の執行を行えている
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Research Products
(1 results)