2023 Fiscal Year Research-status Report
The identification of genes involved in the maintenance and regeneration of salivary gland stem / progenitor cells and application to new xerostomia treatment
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22K10121
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Research Institution | Juntendo University |
Principal Investigator |
山村 佳子 順天堂大学, 医学部, 准教授 (00581406)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
宮本 洋二 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(歯学域), 教授 (20200214)
三好 圭子 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(歯学域), 准教授 (20304537)
工藤 保誠 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(歯学域), 教授 (50314753)
毛利 安宏 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(歯学域), 講師 (80464353)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 唾液腺 / 再生 / 遺伝子 / 器官培養 |
Outline of Annual Research Achievements |
口腔乾燥症の改善には腺房細胞の再生が重要となる.これまでにわれわれは,導管結紮による唾液腺再生モデルのトランスクリプトーム解析から,15の候補遺伝子を特定している.これら候補遺伝子を公共の1細胞RNA-seqデータを用いて各細胞種における発現を解析したところ,neuronal regeneration related protein(Nrep)は,神経細胞に高発現していた. そこで,唾液腺の発生過程におけるNrepの役割について検索をすすめている.すなわち、器官培養を応用し、唾液腺(顎下腺)の発生・発達過程におけるNrepの局在・機能解析を行う。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
1細胞解析の結果をもとに,各細胞腫におけるNrepの発現を検討したところ,神経細胞でNrepが高発現していることが確認できたため,おおむね順調に進展していると評価した.そこで,唾液腺の発生過程におけるNrepの役割について器官培養を応用し,前年度に引き続きさらに検索をすすめている.
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Strategy for Future Research Activity |
前年度から継続して、Nrepをknock downさせた唾液腺(顎下腺)における各細胞種のNrepの発現定量をもとにその局在とNrepの発現を制御している細胞種を同定する.さらに,Nrepを過剰発現させた場合の唾液腺の発生についても検索をすすめていく.
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Causes of Carryover |
予定していた器官培養した唾液腺組織のRNAシークエンス解析の一部と機能解析の試薬を次年度に実施することになり,次年度使用額が生じた.RNAシークエンス解析と試薬に要する費用を、次年度分として請求した研究費と合わせて使用する予定である。
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Research Products
(1 results)