2022 Fiscal Year Research-status Report
Heterogeneityに着目した口腔癌抗癌剤耐性機構の解明と制御薬の開発
Project/Area Number |
22K10165
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
坂本 洋右 千葉大学, 医学部附属病院, 講師 (50451745)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
伊豫田 学 千葉大学, 大学院医学研究院, 助教 (40431746)
笠松 厚志 千葉大学, 医学部附属病院, 講師 (60375730)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 口腔癌 / scRNA-seq解析 / NGS / シングルセル解析 |
Outline of Annual Research Achievements |
口腔癌における化学療法の柱となる殺細胞性抗癌剤のシスプラチンや分子標的薬のセツキシマブの耐性獲得の出現により、治療効果が無効となるという臨床的問題を解決するべく、その耐性メカニズムをscRNA-seq解析を用いて解明し、検討することを本研究の目的としている。本年度の研究成果としては、抗癌剤(セツキシマブ)耐性口腔癌細胞株を感受性細胞株から単離し、IC50を算出した。現在、アメリエフと細胞数や各種条件の検討のためのミーティングを行っている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
抗癌剤(セツキシマブ)耐性口腔癌細胞株の単離が終了している。scRNA-seq解析へ向けたアメリエフとのミーティングを行っており、細胞数や各種条件についてミーティングにて意見交換をしながら、準備実験を進めている。
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Strategy for Future Research Activity |
樹立した抗癌剤耐性口腔癌細胞株を用いて、MTS assayなどを行い各種抗癌剤耐性能の評価および解析をする。各種抗癌剤耐性株でみられる特徴的遺伝子発現パターンと各臨床データを収めた細胞アトラスの構築を試みる。
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Causes of Carryover |
次年度に、抗癌剤耐性細胞株を用いたsc-RNA解析を予定しているため。
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