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2023 Fiscal Year Research-status Report

The role of tumor microenvironment associated with lymph node metastasis in tongue cancer

Research Project

Project/Area Number 22K10198
Research InstitutionYokohama City University

Principal Investigator

杉浦 圭  横浜市立大学, 医学研究科, 客員研究員 (50771086)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 來生 知  横浜市立大学, 附属病院, 准教授 (30545059)
Project Period (FY) 2022-04-01 – 2025-03-31
Keywordsリンパ節転移
Outline of Annual Research Achievements

口腔癌のリンパ節転移(LN 転移)は予後を著しく低下させ、手術以外の有効な治療法がなく早期発見が困難な事からも克服すべき課題である。その理由としてLN 転移のメカニズムが殆ど分かっていないことが挙げられるが、ここ数年でいくつかの分子メカニズムや癌の微小環境との関連が分かりつつある。代表者は最近舌腫瘍部分切除後にLN転移が促進され、骨髄細胞の誘導などの微小環境変化が生じていることを明らかにした。本研究ではマウス同所移植舌癌モデルを用いて切除後に腫瘍やリンパ節内に誘導される骨髄細胞の役割とその分化機構について解析を行い、リンパ節転移前に形成される微小環境(ニッチ)の解明を目指す。リンパ節転移においては近年乳癌を先駆けとして様々な癌種に対して解析が行われ、リンパ管増生における骨髄細胞の関与を示す論文が散見されるが、そのほとんどが無治療の腫瘍モデルで、本研究のように治療後の微小環境変化におけるリンパ管増生についてはほとんど明らかになっていない。さらにミクロの視点での癌関連リンパ節内に認める骨髄細胞の局在変化についての報告は渉猟する限り認めない。本研究ではさらに発想を展開させて、口腔癌頸部LN転移につながる微小環境変化と、骨髄細胞のsubsetや役割に焦点を当て実験を行う。そこで本研究の目的は、舌癌同所移植モデルを用いて切除後に誘導されるCD11b陽性細胞の分化経路を明らかにすることでどの細胞群がリンパ管増生に関わっているのか明らかにすることと、転移直前のリンパ節内で認められたCD11b陽性細胞の局在の変化が転移前ニッチであるのかを明らかにすることである。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

実験を実施する実験助手の技術習得に費やす時間が必要であったため、進捗状況の遅延が生じた。

Strategy for Future Research Activity

代表者が確立したOSC-19舌癌術後頸部LN転移マウスモデルを用いて舌腫瘍切除後に腫瘍内に誘導される骨髄CD11b陽性細胞の分化経路の解明を優先する。1) 舌腫 瘍部分切除後、腫瘍を時系列で採取し、FACS解析あるいは免疫染色にてCD11b陽性細胞の分化経路を解析する。MDSC、腫瘍随伴マクロファージ(TAM)、M2マクロ ファージ、好中球について解析を行う予定である。

Causes of Carryover

研究技術の習得に時間を要したため予定していた実験の数が少なくなったため、実際に使用する実験試薬や動物の購入が次年度となり、次年度使用額が生じた。次年度は実験数を増やして遂行する計画である。

URL: 

Published: 2024-12-25  

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