2024 Fiscal Year Annual Research Report
Elucidation of the mechanism of action of Siglec-15 antibody drugs in the treatment of secondary osteoporosis during growth and development
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22K10282
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| Research Institution | Matsumoto Dental University |
Principal Investigator |
中村 美どり 松本歯科大学, 歯学部, 教授 (90278177)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中村 浩志 松本歯科大学, 歯学部, 准教授 (00278178)
小出 雅則 松本歯科大学, 総合歯科医学研究所, 准教授 (10367617)
中道 裕子 松本歯科大学, 総合歯科医学研究所, 准教授 (20350829)
宇田川 信之 松本歯科大学, 歯学部, 教授 (70245801)
大須賀 直人 松本歯科大学, 歯学部, 教授 (80247535)
山下 照仁 松本歯科大学, 総合歯科医学研究所, 准教授 (90302893)
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| Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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| Keywords | 破骨細胞 / 骨芽細胞 / RANKL / M-CSF / Siglec15 / RNA-Seq / 細胞増殖 / 細胞周期 |
| Outline of Annual Research Achievements |
Siglec15は、破骨細胞に強く発現し、骨芽細胞には発現が認められないにも拘らず、その中和抗体は骨芽細胞分化を強く促進する。我々は、scRNA seq解析を用いて抗Siglec15抗体に反応する細胞の特徴づけを行うため、遺伝子発現解析を行った。M-CSF+RANKL+Siglec15abの条件で生じる遺伝子発現の変化を網羅的に明らかにするため、RNA-Seq解析を行った。その結果、抗体処理群で顕著に発現が高い遺伝子は130個、逆に抗体処理群で顕著に発現が低い遺伝子は239個であった。それぞれの遺伝子セットについて、GO分析を行った。抗体処理群で発現が高い130個の遺伝子のうち44個が”mitotic cell cycle”に関連していた。一方、発現が低い239個の遺伝子のうち24個が”MHC class II protein complex binding”に関連していた。”mitotic cell cycle”に関連している44個の遺伝子の中には、細胞増殖マーカーであるKi67の遺伝子であるMki67が含まれていた。その他、DNAポリメラーゼのサブユニットの遺伝子(Pole, Polq)、紡錘体形成に関わる微小管関連タンパク質の遺伝子(Tubb4a, Kif18b, Kif4)、細胞周期の進行に関わる遺伝子(Ccna2, Ccnb1, Ccnd1)が含まれていた。”MHC class II protein complex binding”に関連している24個の遺伝子の中には、MHC2のサブユニットの遺伝子(H2-Aa, H2-Ab1, H2-Eb1, H2-M2)が含まれていた。RNA-Seqの結果から、Siglec15Abを添加した細胞では、未添加の細胞に比べて細胞周期に関わる遺伝子群の発現が有意に高いことが示され、in vitroのMTT assayにより増殖活性の残存が裏付けられた。Siglec15Abの添加がM-CSFによる細胞増殖を促進しなかったことから、Siglec15AbはRANKLによる細胞周期抑制を部分的に解除していると推測される。
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