2022 Fiscal Year Research-status Report
Development and evaluation of an education system for clinical reasoning ability in the New Normal Era
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22K10286
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
須永 昌代 東京医科歯科大学, 統合教育機構, 助教 (90581611)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
木下 淳博 東京医科歯科大学, 統合教育機構, 教授 (10242207)
新田 浩 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 教授 (70237767)
則武 加奈子 東京医科歯科大学, 東京医科歯科大学病院, 講師(キャリアアップ) (60624210)
梅森 幸 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 助教 (30644207)
足達 淑子 東京医科歯科大学, 東京医科歯科大学病院, 歯科衛生保健部長 (90420265)
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Project Period (FY) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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Keywords | 臨床教育 / 患者ロボット / シミュレーション教育 / 臨床推論 / 教育評価 |
Outline of Annual Research Achievements |
【医療面接実習用シナリオの作成】2022年度は、様々な患者(主訴・現病歴、既往歴等)を想定し、聴取・確認すべき事項を抽出できるような、歯科医師(歯学科学生)を対象とした医療面接実習用シナリオ(案)を6本作成した。シナリオ(案)のテーマは、①上顎洞炎(前半)、②上顎洞炎(後半)、③糖尿病、④高脂血症・脳梗塞、⑤高血圧症、⑥心臓弁膜症/脳梗塞/心不全/心房細動とした。各シナリオ(案)の設定(患者設定・主訴と現病歴、既往歴との組み合わせ)により、シナリオの難易度も検討した。しかし、診査・診断・治療方法等について、どの程度までシナリオに盛り込むかの検討に時間を要したため、シナリオの完成までには至らなかった。次年度の早い段階でシナリオを完成させ、シムロイドの制御用PCに組み込むこととする。また今年度作成したシナリオは、歯科医師(歯学科学生)向けの内容であったが、一部内容を見直して、歯科衛生士(歯科衛生学生)向けのシナリオを作成することとする。 【医療面接の評価基準の作成】本学歯学科の実習で用いられている評価表や公益社団法人 医療系大学間共用試験実施評価機構で公開されている資料をもとに、シムロイドで実施する医療面接実習の評価基準項目案を作成した。本学病院の歯科衛生保健部では、新人研修の一環としてシムロイドによる医療面接研修を実施しており、作成した評価基準項目案を用いて評価項目の妥当性について検討した。トライアルの結果をもとに評価項目(小項目/細目/評価基準/得点)について修正を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
完成までには至らなかったが、様々な患者(主訴・現病歴、既往歴等)を想定したシナリオ(案)を多数作成することができた。また、医療面接実習の評価基準案も作成でき、おおむね計画通りに研究実施を遂行できたため。
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Strategy for Future Research Activity |
2022年度に作成したシナリオ(案)を完成させ、シムロイドの制御用PCに組み込む。歯科医師(歯学科学生)や歯科衛生士(歯科衛生学生)に対してシムロイドを用いた医療面接実習を行い、作成した評価基準に基づいて、採点を行う。採点結果を分析して、評価基準の妥当性を検討し、全てのシナリオに評価基準を設定する。
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Causes of Carryover |
【理由】研究分担者の予算残額が少額となり、年度内に無理に少額物品を購入するよりも、翌年度分と合わせて必要な物品を購入した方が、研究目的の達成に資するため。 【使用計画】2022年度分予算と合わせて、研究に必要な物品を購入する。
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